September 30, 2003

愛餓を

ジョアンのポルトガル語を意味も分からずに口真似してる時、
日本語で話してる以上に自分の気持ちを表現できたような気になる。
それはもちろん錯覚で、僕の妄想……とは言わねえぞぉ今日は!!!
だって酔っぱらっちゃったから!!!

そうだ、今日は俺の基本に戻って、よっすぃーとポルトガル語の関係
について考えてみたい。ていうか、今一瞬映ったスクリーンセーバー、
こんこんのひざ小僧の綺麗さにうっとり…。ああ、俺はなんて浮気性
なんだ。というか、今日はみんなに聞きたいことがあるんだけど…。
いいかな?

あのさ、例えば娘。好きの友達とかいるでしょ?
で、自分が2年間加護ちゃん萌えだったとして、友達が2年間よっすぃー
萌えだったとするじゃない。で、突然自分がよっすぃー画好きになって
しまったと。こういう時って皆さんはどうしますか?普通によっすぃー
萌えであることをカミングアウトして、争奪戦に参加します?それとも
そういうのを黙っていますか…?どうですか…?

僕の場合は黙っている。
なんつうか、その人の「萌え歴史」の重みを考えると、申し訳なくて
自分の感情なんて吐き出せない。だって、僕の言いたいことは「あー、
****超脇が綺麗!!!」だとか「****は絶対に汗かきだから****だ!!!」
とか、そういうことばっかりなんだもの……。

そんなこと、各メンバー一筋に何年も萌えてる人に喋ったら殺されかね
ない。僕は、そういう恐怖を冷や汗とともに肌にリアルに感じるんです。

で、更にもう一つ思うことがあって。
なんか半年前とかは誰々一筋みたいなこと書いといた人間が急に推しメ
ンが変わるってことも良く見てるんだよ。そういうの見てると、コロコ
ロ変わる奴ほど自分の罪は棚に上げて、他人の心変わりを追及する奴が
多いんだよ。俺の提案では、そういう奴は一切死刑にした方が良いと思う。

最初からDDを名乗る人間こそ誠実。心変わりの仕組みを分かっている
奴が誠実。そして、そういう仕組みを自分の中に抱えながらも、一人の
メンバーで押し通してる人が神!!!………と言うことにしたいのだが、
皆さんはいかがだろうか。これが、俺の萌えマニフェストです!!!(最悪極寒)

…というか、結局これは自分の、全ての娘。を独り占めしたいと言う気持ち
を正当化しようと言う行為に他ならず、そんな自分勝手な考えをする人間
には、娘。達はきっと見向きもしないのだ。切ない。

結局僕の言いたいことは、この間朝帰りしてる時に久々にキリンジの「乳房
の勾配」を聴いた時、ふと、今まで想像していたのとは違う、あるメンバー
のことを考えてしまったと言うことであり、その時、性欲とはまた違った
レベルでその子の裸のことを想像したと言うことであり、僕はそれを
とんでもなく美しいと思ってしまったと言うことであり…。

そのメンバーの名を言うことは出来ない。
でも、最近の僕のアルコール漬けの頭がイメージするのは、その子のこと
がやたらに多いのだ。僕の萌えと言うものは、最終的には皮膚感覚であり、
そして、その皮膚感覚を本当に共有したいと思ったメンバーは、少ない。
いや……少なくないな。殆ど全員じゃないか。

…でも、それでもやっぱり線引きというものが僕の中にも存在し、問題な
のはそのメンバーが僕の線を踏み越えようとしていることだ。その感覚を
説明しようとしても、どうしても出来ない。
そして、それがどうしようもなく肉体的感覚を伴うと言うことが恥ずかしい。
その子の身体を想像してしまうことが恥ずかしい。その子の身体を、精神を
ぼーっと、果てしなく想像することが僕の幼稚な恋であり、そして、それが
他者に何の意味も持たないことは分かっている。

僕が不安なのは、何年もそのメンバーに萌えてきた人に対する引け目であり、
その子に対する絶対的知識量の差であり、そしてこういうチンケなことを語
っていると本当に泣きたくなってしまう。

こんな言葉よりももっと大きなことが欲しいのに、それを表す為に僕はこんな
言葉を使うしかない。

身体の曲線を撫でながら、心を想像することしか僕には出来ない。

でも、一つだけ言えるけど、
その姿が見えなくなった時、人はその、想像した心を思い出すことしか出来なく
なってしまうんだ。例えその人が目の前に居ても、それはただの人でしか無くな
るんだ。それは、死ぬことと同じなんだ。

結局、どこにも逃げ場は無い。
あがき続けることしか出来ない。

俺は……。

投稿者 utaka : 06:05 AM

September 29, 2003

Nebulosa

くっそ!!何を言ってやがんだあいつは……!!

あえて何のことかは言わないけど、今の状況でああいう茶番を見せられると、それが
いくら芝居だと思っててもはらわた煮えくり返るわ。それで出てくる曲って、あの曲
なんだろう……!?本当やり切れないよ。今、彼は中間管理職的な辛さの真っ只中に
居るのかも知れない。彼女達がもう、昔みたいな子供じゃないのも分かる。それは
しょうがないことだ。問題は、その後に彼女達を受け止める受け皿を全く用意して
いないことなんだ。今のハロプロにおいて、ユニットと言うものの存在意義なんて
パズルみたいなもので、殆ど皆無だと言ってしまって良いと思う。そこにあるのは
「セクシー」だとか「R&B」だとか、聞きたくもない安っぽい時代錯誤な妄想ばっかりだ。

売れなかったら、白紙撤回。
そういうことを繰り返して、もはや以前のようにそれぞれのユニットがはっきりと
持っていた鮮やかな色は消えてしまった。「改編」後に色を保った唯一のユニットも
売り上げと言う名目の元に消滅しようとしている…。

リリースのサイクルはヒステリックなまでに速度を増し、クオリティやインパクト、
かつてたっぷりと我々が嗅ぎ、肺の内に吸い込むことができた「ヤバさ」は、殆ど
感じられなくなってしまった。…本体で無く、ZYXの新曲に一番期待している自分
なんて想像もしなかったよ!

崩壊、と言う言葉を意識するようになった。
無力に泣きくれるだけのライブなんてもう嫌なんだ。その前に自分なりに出来ること
はやっておきたい。言えることは、言っておきたい。俺みたいな駄目人間が出来る
ことってそれしか無いんだ。いや、駄目人間マジヲタこそが、声を伝えなきゃいけ
ないんだ。だって、一番せっぱ詰まってるのは、娘。のポップを必要としてるのは
マジヲタなんだから。それが無いと、生きていけないのは俺達なんだから。

事務所に当てて、書き始めよう。
それがどのくらいの長さになるのかは分からないけど。
このままじゃ、本当に終わってしまう。全てが、終わってしまう。

投稿者 utaka : 06:39 PM

September 27, 2003

Oh,Daddy

ジンを飲み始めてから完全アル中モード。
緊張、緊迫から少しでも解き放たれたい。

夕べまで私は何も知らなかった。
この愛らしいスウェーデン娘(まりっぺ)がふと浮かべた曖昧な表情を見た時、
私は彼女の背後のエージェントに気づいた。しかし、それは遅過ぎた。

私は、知り過ぎてしまったのだ。

と、独りピチカートスパイ妄想。
まりっぺに騙されたい……。まりっぺは人を騙すような女の子では無い。
それは最初に断っておく。これは全く、全部僕の歪んだ妄想です。いつものことだけど。

…でも、まりっぺは僕をどう騙すのだろうか。その場面を想像すると、
そのまま死にたくなる。一回、ロシアの女スパイがCIAだかの人間を
色仕掛けで騙してる隠しカメラの映像を見たけど(そんなの本物かどう
か知らないけど)、ああいうことをされたら、僕はまず間違いなく100%絶対騙される。

まりっぺに騙されて、どうやって死ぬんだろう。
どうしてこんなに騙されたいと願うのかと言ったら、愛する対象に向か
ってひたすら突っ走りたいからかも知れない。仕掛けては来たのは向こう
だし、それに身を任せても僕に責任は無い。もし責任があるのだとしたら
僕は死ねば良い。…………屑だ、こんな考え方は人間の屑だ……。

それ以上に、騙されている甘美な空間を味わいたい。
騙されていると知っていることによって、刺激されるくだらない自己愛。
そして、それを本当だと思いこんでしまいたい。…本気でどうしようもないと思う。

寂しさは誰かの体温で癒されるはずで、そして、僕はまりっぺの体温が
欲しいと思ってしまう。本気で欲しいと思う。でも、それは今一瞬のこ
とで明日になったらよっすぃーのことを考えているかも知れない。
いや、そうに違いない…。

罪の意識を追いつめても、その先に何も無いことは分かっている。
でも、僕は娘。達に愛を告白することはできないから、自分の罪を
掘っていくしかない。そして、誰からも嫌われたくない。

罪について考える時、脅える時、神経は一瞬でぎりぎりまで張りつめる。
僕はそれに耐えられず、アルコールを摂取したり、自慰行為をするのかも
知れない。騙されたいと願うことは、責任の所在を自分から他人に移して
しまいたいということなのかも知れない。

身体が震える。

投稿者 utaka : 04:40 PM

September 26, 2003

Black Butter,Future

神経強迫、臆病、卑怯者。
俺は駄目だ。

……酒で無理矢理回避。
大丈夫だ。俺は言いたいことを言えば良いんだ。後のことなんか知るか!
最近、ビールを大量に飲むと極端に次の日の体調が悪いので、ジンを飲ん
でいる。金も無いし…。ストロベリー・アラーム・クロックの2nd、
"Wake up…It's tomorrow"が素晴らしい。"Black Butter,Future"の
イントロの分厚いコーラスから、"Light my fire"感溢れるリズムへ移行、
それに絡むヴァイヴがクール極まッッッり無い!!

サイケって言ったら、僕はあくまでこういうソフト・サイケ止まりなんだけど、
こういう曲に出会えるなら色々これから探してみようかな……でも、ハワイロ
ーンが来月から始まるし、それどころじゃ無えよなぁ……。

しかしストロベリー・アラーム・クロックとは懐かしい……。
"Barefoot in Baltimore"と"Soft skies,No lies"は圭織アプレミディにも入れたっけ…。
圭織とはハワイでロシュフォール話ができた……。コンピは聴いてくれただろうか。

ああハワイの集合写真の娘。達はほんと楽しそうだ……。田中が大きなポーズをしている。
ああみんな美し過ぎる………。"Shallow Impressions"のトリップ感は凄過ぎる……。酩酊。
このイントロの気持ち悪さはまさにBAD。そこから天国のような美しいメロディーが……。
これってハープシコード……?

今日は不安だったからか分からないけど6回ヌッキモニしてしまった。
そして、今がビール1杯ジン5杯目。さぁー楽しくなってきたぞ!………と書きつつ、娘。の
写真を見ながら酒を飲み、曲に合わせて歌っている自分をいざ客観的に描写しようとすると、
これはまず間違いなく寂しい。そして、キショい。…でも、これこそが僕と娘。だけの時間であり、
こういうことはこれからもずっと続けていくんだろうと思う。人に気持ち悪いと言われようと、
なんと言われようと、絶対止められないと思う。

僕は駄目人間で悪人だけど、こんな瞬間だけ、全ての罪の感覚から解放され、娘。達と一緒に
なれる。

(この間一時間)

ああ……よっすぃー………。よっすぃーとは会話ができなかった。
僕がよっすぃーに喋りかけただけだった。目が合ったって言う記憶も無い。…ああ駄目だ、
もう頭が痛くなってきた。CDが見つからなくて部屋中探すと言うBADパターンだ。

よっすぃー、明日は嫌なことが一杯ありそうだよ。
でも俺は言いたいことを言うよ。よっすぃーに信じてって言うのは図々しいな(泣)。
だって俺は実際悪い人間だから。駄目人間だから……ってさっきの思考にまたループ(号泣)。

いつの間にか曲は野坂の「花ざかりの森」に。夜中に朝日ぴっかぴか。屍がまた一つ……。
こんなはずじゃなかった。

投稿者 utaka : 02:19 AM

September 25, 2003

Because of you

僕は、娘。達の写真を、画像を見ている時間が一番多い。
ぼーっと、子供みたいにいつまでもそれを見続けている。何も考えない。本当に娘。達は可愛い。
娘。達のことを可愛いと思った時、身の内に生まれる衝動を抱え込む人間と、それを何らかの
かたちで外に放出する人間に分かれると思う。僕は言うまでもなく抱え込む側のタイプの人間で、
そして、僕は色々なものを抱え込み過ぎてもう何が何だか分からなくなってしまった。

5分ごとに違うメンバーのことを考えたりとか、そういった萌えの不安定。

自分の萌えが不安定な内に、それぞれのメンバー一筋に萌えているヲタ共がメンバーをさらって
いってしまわないだろうか。そのような不安は常にあって、しかし、一人で居る時は、部屋に
居る時はそんなことはすぐに忘れてしまう。そこには僕と娘。しか居ないから。

こうなってくるといよいよ重症だなぁ……と思いつつも、今は不意にやって来たごっちん萌え
で幸せだ。バックに流れるのはなぜかハウルヂーニョの「サン・ミゲールの秘宝」。アコギの
カッティングかっけー……。と言った瞬間にセルジオ・メンデス・トリオにCDを取り換える。
ああ、ごっちんの場合、妄想のディティールがどうしても思いつかない。ごっちんと何を喋っ
たらいいのか分からない。僕は常に各メンバーに対する妄想の入り口を見つけようとしている
が、ごっちんの場合、どうしても恋人妄想に辿り着かない。

やっとの思いで辿り着いてもそれは「友達の恋人妄想」でしか無い。
なにかのきっかけに、その友達が部屋を出て行き、ごっちんと二人きりでドキドキ。
沈黙に気を使っているのか、いないのか、ごっちんは僕のCD棚を漁っていちいち感想を言って
くれる。僕はその後ろ姿と、振り返った笑顔にドキドキする。大好きなジャケットが、こんな
可愛い女の子の手の中にあるという「絵」に。

僕は「もし、ごっちんが僕の彼女だったら」と考える。
友人の前でしか見せないあの表情や態度みたいに、今のごっちんの表情や態度も、僕のための
ものなのだろうか…。いや、そんなことはどうでもいい。どうでもいいから、この時間がもっと
続いていて欲しい……。「すっごい爽やかな格好してるねぇ〜〜、このおじさん」

ごっちんが手に取ったのはクリス・モンテスの"Foolin' around"だった。
ジャケットには、妙に丈の短いズボンを履いたクリス・モンテスが海辺でギターを持った女の子
と並んで座っている。確かに、このクリス・モンテスの格好は今時の女の子にはインパクトを
与えるかも知れない。ごっちんは、楽しそうに笑っていた。

「聴いてみる?この人こんな顔してるけど、想像のつかないような綺麗な声してるんだよ」
「えー、そうなのぅ…?」僕は、トレイのCDを載せかえながら、そのギターを持った女の子が
ごっちんだったら…と思った。無くしてしまったライナーに書いてあった"Foolin' around"の
歌詞は、友達とごっちんの関係をそのまま書いたような心優しくさせる歌詞だったし、収録曲
の"Girl talk"は、ごっちんと彼女の友達が戯れている風景を見るように、優雅だった。
その風景は、優雅で切なかった。

僕らは、しばらく音楽を聴きながら黙っていた。
クリス・モンテスの甘さはごっちんに伝わっただろうか。ごっちんは、それをどう感じただろう。

そして友人が帰ってきて、僕はいつもの僕に戻った。

投稿者 utaka : 05:26 AM

September 23, 2003

Never More

娘。妄想で不意にニヤけてしまうことが多くなった。
以前より、本当に洒落にならないくらいに多くなった。

これは、一般人からしたら完全な「アル中のいかれたおっさん」にしか見えないだろう。
そして、そのニヤけの原因の「妄想」は、社会的に全く無意味な行為として捉えられている。
ずっと前から、都会と言うものの中には孤独と言うものが存在しているけど、娘。に狂って
しまった人達と言うのはその中でも更に哀れな人種なのかも知れない。そして、その中でも
部屋に引きこもっている人種と言うのは最悪に哀れな人種なのかも知れない。

他者との関係の中で自分の存在を確かめるのが普通の状態だとすれば、誰とも会わない生活
と娘。への偏愛だけが存在する状態は、確実に「不健康」な状態だと思う。僕は僕で図々し
い人間だから、そこら辺のバランスを何とか保ってやっていけてはいるけれど、それが何か
の拍子で崩れてしまった時ーー実際にそう言う状態が、あるきっかけから幾度となく訪れ
るようになったーー現実に、自分が一番に求めるのは、体温であり、声であり、その震えで
あり…。でも、現実に無いものはしょうがない。僕は娘。に助けを求めるしかない。



Kの苛立ちと憂鬱に満ちた日記を見て、僕は彼に、自分の「助けを求める感覚」と似たような
何かを感じた。娘。達の輝かしい瞬間がこれ以上失われていくのが耐えられないんだ。
自分の血液を吸われていくような虚脱感。もう、昔のように無条件に「モーヲタ」としてバカ
になれない予感。それでもこの道から外れることはできない。できやしない。

確かに、楽しくなかったら離れればいいんだよ。
ただ、それだけのことなんだよ。でも、そんなに簡単に気持ちを割り切ることができない。
オールド・ファンの憂鬱……ってそんな格好良いものでも無くて。

でも、ここら辺のことをストレートに書けなくて苛々してる人って、実は多いと思う。
7人時代の頃みたいに、昔っからファンだってことを鼻にかけるような人間は、もう殆ど居なく
なった。むしろ、過去の作品や歴史、人物に対するリスペクトを知らない人間が増えてしまった。
そして、事務所にとっては数の方が大事なのだろう。それは、悲しいことだ。



例えばヒット・チャートと言うものが意味を持つのは、土台があってこそのことだと思う。
リスナーがポップスを聴きこみ、土壌が作られて、そこで初めて一つの物差しとなる訳で
あって、僕は最近の曲を絶賛している(類はそれに対して妙に楽天的な)人の耳が信じられない。
これは、単なる好みの差と言うだけの問題じゃなく、明らかにリスナーのレベルが低下
していると言うことだと思う。

「オタク」と言う言葉は昔から定義やそれぞれのイメージが曖昧であったけど、僕は「モーヲタ」
と言う言葉を昔、「それ」とは区別してイメージしていたように思う。僕にとっての「オタク」
のイメージとは、一つの視点しかもたずにそれに偏執的にのめり込み、そこに何の疑問も持たず
に内輪だけで独善的に盛り上がり、他の世界の一切を否定しているような人達のことだ。

そのような視点が娘。と言うフィールドで意味を持ちえたのは、もう随分昔のことだと思う。
オタクの視点を持ってしまいつつ(だってその時の娘。達は本当にヤバい存在だったから!)、
その外側から「ああ、俺ってほんとしょうもねえな…」と自分を笑い飛ばす視点は、あの頃
ファンサイト以外の人間全員が持っていたものだと思う。

多分これはまた、単なる老人の繰り言にしか見えないだろう。それに苛々する。

投稿者 utaka : 05:58 PM

埼玉ブロンクス

そして、俺が一番色々言いたくて、何も言えなかったよっすぃー。
よっすぃーが一番写真の中で楽しそうにしてる……。

…俺、実はメンバーに対して言いたいことをメモしていったんだけど(そんなのまとまる
わけないんだけどさ)、よっすぃーには「東京ブロンクス!」って叫びたかったんだよ。
「東京ブロンクス」ってのはいとうせいこうとタイニィ・パンクスって人達の中の歌なん
だけどさ。…で、その中で俺が一番印象に残ってる所って言うのはね、

誰かきいてくれ 人に会いたい どんなアウトなやつでもいい

生きてりゃいい きくだけでいい 動かなくったっていい

落ちこぼれるのに慣れてはいるけど死ぬ時ゃ一緒がいい

だけどやめやしない 世界最後のONLY ONE NIP HOP BOOGIE GOGO RAP!

…って言う所なんだ。俺は、これを言いたかったんだ。できることなら全部歌いたかった。
よっすぃーの前で、初めてラップとかいうやつをしてみたかったんだ。でもさ、握手会で
こんなこと言ってたら捕まっちゃうし、そんなの嫌だから、俺はよっすぃーに告げる最後
の言葉に「さいたまブロンクス!」って付けようと思ったんだ。良い考えだと思わない?

そうじゃない…って言う自分の中の声は無視してさ。せっかくハワイで会うんだから、
俺の気持ちをよっすぃーに伝えられる最後かも知れないから、そう言おうと思ったんだ。
ああ、俺の覚悟は完璧だったよ。…完璧だったと思うよ?日本に帰ってきた今に比べれば。

…でも、どういう訳か俺の前にはなっちがいたんだ。
なっちって言う子はさ、俺がファンになる前からずっとモーニング娘。にいる子なんだ。
いや、彼女がモーニング娘。だ…!って断言しちゃう人だって一杯居るんだぜ?…いや、
そんなことをよっすぃーに説明するのは本当にばかげた行為だった、許してくれ。
酔っぱらってるんだ。…いや、いつからか酔っぱらってる時しか俺はものが書けないんだ…。



とにかく、俺はなっちにブルっちまった。
だって彼女はモーニング娘。を辞めるって言うし、俺はそれに反対していたからさ。
なっちに敬意を払わない事務所もファンもくそっくらえだ…!俺はそんな風に思っていた
んだけど、なっちはそんなくそったれどもにもニコニコしてるのさ……微笑んでるんだ。
俺達が全てを受け止められないのに、なっちは俺達の全てを受け止めようとしてるんだぜ。

俺は本当は、「なっちは俺の菩薩だ!!!」って言おうとしていた。
でも、なっちと手を合わせた途端そんな大げさな言葉は吹き飛んじまった。
俺は、無意識に「なっち先生、今度お遊戯を教えてください」って言っちまったんだ。
……無意識にだぜ?とんだお笑い草だ。俺はそこにいる警備員に逮捕されるんじゃない
かって思ったよ。実際に、そこら中にタチの悪いくそったれなファンどもはいたからさ。

でも、係員は俺を取り押さえはしなかったし、なっちも俺に嫌な顔をしなかった(
ちょっと困った顔はしたけどさ!)。なっちは俺の次の言葉を待っていてくれさえしたんだ…。

でも、俺は何も言わなかった。そんなプレッシャーにダサい俺が耐えられる筈が無い。
俺は、その時点でモーニング娘。に触れた気になっちまったのさ。「モーニング娘。」
そのもの、にね。俺は、空っぽになっちまった。


そして、次の握手に控えてるのは誰なんだ…………?


そうなんだ、あんたなんだよ。よっすぃーなんだ。
…よっすぃー。俺が何を言ったかあんたは知ってるよな?

あんたがそれをどう思ったか知らないけど、俺がさっき言ったような詞を伝えたいと
思ったことは本当なんだ。俺のハワイの思い出には、あんたが必要だった。なっちの
ことで胸が一杯になっちまったけど、なっちのことばっか言っちまったけど、これは
言わば全部あんたへの言い訳だ。…ごめんな、何も言えなくて。
俺は「じゃんけんぴょん大会」の投票でも加護ちゃんに浮気しちまったんだ。

浮気しちまったけど……………
でも、俺はあんたのことが好きだからさ!それだけは言っておこうと思って。

…言い訳をしようと思ったのはあんただけなんだよ。それじゃ!!

投稿者 utaka : 03:40 AM

September 22, 2003

Um Momento Qualquer

紗耶香はまだ現れなかった。
僕は慣れない喫茶店のテーブルで、昨日の紗耶香の態度を考えた。

僕は、紗耶香のことを好きだと言った。
紗耶香は僕と目を合わせなかった。それは照れているようにも見えたし、
その後紗耶香の口から出た言葉は、僕が予想していたよりかはいくぶん
ポジティブな響きを含んでいた。

そして、その時目を伏せた紗耶香は何より美しかった。
僕はその場でまた恋に落ちてしまった。その場には僕と紗耶香の二人しか
居なかった。風は生温かく、それは僕らの皮膚感覚を妙にリアルにさせた。

もう少し近づけば、僕が紗耶香に触れるのが分かった。
でも、僕らは触れなかった。そして夜がやって来て、僕らは別れた。

その時の感覚は、まだ僕の身の周りに在った。
この恋の感覚が一方的なもので、単なる勘違いであるとのいつもの考えは、
身体の中には少しも無かった。店内に流れる音楽は、ひたすら甘かった。
普段神経を苛つかせるだけの待ち合わせという時間が、愛おしかった。
僕はいっその事、紗耶香がここにやって来ないでも幸せで居られるような
気がした。昨日の僕と紗耶香のことを、思い出してさえいられれば…。

そして、紗耶香は現れる事は無かった。
気づくと僕は、違う世界に居た。

甘い恋の感覚と、喪失感が半々に身体の中にあった。
あのまま、あの世界に居たら僕は紗耶香に会えたんだろうか。
そして、彼女とどういう会話をしたんだろうか。もう、僕はその世界には戻れない。

僕は喫茶店で流れていた甘い音楽を思い出した。
クラウヂア・テリスの"Um Momento Qualquer"だ。僕は、その曲を再生しながら
歌詞カードを開いた。そこには、オレンジ色の文字でこんな風に書かれていた。



私は自分の心の中の世界で生きているの
ずっと私にまとわりついてくる世界に
自分の幸せを探す道すがら、もっと自由な存在になるすべを探しつつ
私はこんな風に思うの
自分が存在するすべてのもの、私が望むすべてのもの、
あなたの微笑む姿から
遠く離れたところいるんじゃないかしら、と



半減期のように、夢の感覚は薄れていく。
そして、また、喪失感だけが残った。

投稿者 utaka : 06:36 PM

午後のパノラマ

嘔吐。頭痛、悪寒。自慰行為。

その後に聴く「午後のパノラマ」。かせきさいだあ。
復活していた「恋のピンチヒッター」。シャイニング娘。
美しいメロディーに耳を澄ましても、歌っても一人。

でも、この間のような宴に参加できれば、それでいいや。
寂しいような、寂しくないような。

「午後のパノラマ」。どこか大陸的。
頭に浮かんできたのはこんこん。特紺ろだの壁紙の可愛いこんこん。
こんこんと僕は、妄想の中でどういう関係だったろう。やっぱり、
キャラを押し付けるのは良くない。四期以前の自由奔放さには、
僕の妄想が入り込む隙があった。もちろん、メンバーに罪は無く、
彼女達は一番の被害者であるとも言える。でも、この間Dさんと
一緒に見たハロコンの楽屋裏映像で、あさみのプレイよりも切れが
無いのに、愕然としてしまった。でも、幸せだ。幸せな光景だ…。

そういう光景をずっと見ていたい。
娘。達は自分にとって、もはや環境なのかも知れない。自分の心性は
その環境の中にすべり込み、日々娘。達と戯れている。そこには気持
ちの良い音楽が流れ、気持ちの良い風が吹いている。

その無意識下の世界の存在を、なんだか僕は信じ込もうとしている。
いや、そういうのを笑われたりするのが嫌なだけで、僕は本当は
ずっと前からそれを信じていたんだ。それを感じるんだ。

類は、現実世界で救われないから僕はこんなことを言っているのかも
知れない。だけど、結局僕の前に残ったのはこの世界なんだ。自分が
求めたのが、この世界だったんだ。だから、僕はここに居るんだ。

…僕は、その世界の先に何も求めてはいけないのかも知れない。
現実的なことの一切を。現実にそれを求めて僕が得たものは、悲しい
ことだけだった。と、すれば僕がこの世界でするべきことは一体…。

それは、それを書き記すことなのだろうか。
発することなのだろうか。…また、頭が痛くなってきた。

投稿者 utaka : 03:08 AM

September 19, 2003

5W1H

ラーラララ ラーラーラ
ラーラララーララ ラーラーラ…

「5W1H」のフック、娘。達全員のヴォーカルで聴いてみたい。
次はよっすぃー………次はりかっち………次は加護ちゃん………地球の終わりだ…。
もっと、声が生々しく聴こえるミックスが聴きたい。カップリングでも、アルバム中
の一曲でもいい。昔みたいに、本体を中心に音楽的にドキドキしたい。

投稿者 utaka : 07:03 PM | トラックバック

Nobody knows

虚脱感がだんだん大きくなってきている……。
何もする気は起きず、次の行為までひたすらぼーっと時間を過ごす。

娘。達の顔が浮かんでは消えて行く。古いフィルムのような質感。
僕はただそれを思い出し、目の前に浮かべるだけの機械だ。

求める気持ちさえも無く、僕はただそれを見続ける。気持ちが無いから、苦しくもない。
ジョン・サイモンのへんてこな歌が流れてきた。ますます、全ては、過去に僕が置き去
ってきたことのような気がする。なんだか悲しいような気もするけど、僕には泣く力
さえも残っていない。これで良かったのかな………。

寂しくもないし、嬉しくもない。ちょっとだけ幸せで、ちょっとだけ悲しい。
音楽だけは「聴きたい」と思う。棚から"You are what you eat"を取り出し、"My
name is Jack"を再生する。"AS FOR ONE DAY"と"You are what you eat"のジャ
ケは妙に似ている。僕は昔、偶然このジャケと娘。をコラージュしたTシャツを作っ
たことがある。娘。達と少しでもつながった気がすると、やはり嬉しい。

"My name is Jack"のグルーブは身体にしみ込み、思考も徐々に復活を始める。



…ジャックが自分の名を名乗るように、僕も娘。達に自分の名を名乗りたい。
この曲でジャックが語る、グレタ・ガルボ・ホームの(へんてこな)日常は、なぜか
不思議と僕の胸を打つ。ジャックは、グレタ・ガルボ・ホームが、そこで一緒に
暮らしている仲間達のことが大好きなんだ。

ジャックはジャックだし、デイブはデイブだし、メロディ・メンドはいつまでも
メロディ・メンド(世界一かわいい女の子!)なのだ。

僕が求めているのはそういうものだし、そこにはもう足し算も要らないし、引き算の
ことなんて考えたくも無い。僕は「それが世界なんだ」と諦めることもできるし、
諦めないこともできる。そして、僕は諦めたくないと思う。楽しくないことはどうし
たって楽しくないんだ。仲間のことを俺達が諦めてしまっちゃあお終いなんだ……。

どうして、もっと素直になれないんだろう。
昔M君が言ってた「共同幻想」って言葉に現状がどんどん当てはまって行くのが嫌だ。
こういうことを書くのも………。出口は、一体………。


出口って見えないだろうな…
出口は見えない…
きっと、イヤ、ないものなんだ。


気にすることの全く無かった一節を、こういう時だけネガティブに捉えてしまうのが嫌だ。
………ええい、ここらで一発ドカンと……!くそッッッ!!!

投稿者 utaka : 04:33 AM

September 18, 2003

I will

どうも、最近書いたものを消してしまうことが多い。
暴力的、独善的、狂気的、悲観的な結末。そして、誰からも見捨てられる妄想…。

相変わらず細かいことがいちいち気にかかってしょうがない。
そして、それを吐き出すのはやはり妄想の中であり、正確に言うなら僕はそれを
吐き出す光景を漠然とイメージすることしかできない。そして、その行為にどれ
だけの意味があるのかが良く分からなくなってきた。

最初から分かり切っている、単なる現実逃避……。

と、言いつつも、一歩その世界に入りこんでしまうともうどうしようもない。
なっち先生のエプロンに飛び込んで、思いきり泣きたいんだ。それしか考えられない。
握手した時のなっちの表情は、本当に優しかった。

「どうしたの?うたかくん、何が言いたいの……?何でそんなに悲しそうにしてるの?」

僕は事前に言うことを散々考えたが結局まとまらず、「なっちは俺の菩薩です、頑張っ
て下さい!」とお茶を濁すつもりだったのだ。事前に決めたことを言うだけの簡単なこ
とだ。握手する「死の瞬間」においても、僕は理性を失わずそれを実行できる自信があった。
また、今までの握手会でもそれは成功してきた。

でも、僕はその瞬間に全く違うことを口走っていた。
「なっち先生、今度、お遊戯教えて下さい……」

なっちはきっと「この人何言ってるんだろう…?」と思ったのだろう。困ったような
表情を僕に向けた。だけど、その表情の奥にはもっと大きくて優しいものがあった。
「慈悲」とも呼ぶべきその感覚は(加護ちゃんにもそれを感じた)、僕を完全に幼児化
させた。僕は、本当に子供になった。



僕は、本当になっち先生にお遊戯を教えて欲しかった。そして、それまでにあった
嫌なことを全部告白したかった。みんななっち先生のことが大好きだから、甘えられ
るような機会は滅多に無いのだ。でも、なっち先生はいつもみんなのことを気にかけ
てくれている。こんな僕のことも…。

僕はなっち先生にお遊戯を教えてもらったことが一度も無かった。
僕はひねくれたり、他の先生に連れてかれたりで、本当に教えてもらいたかったなっち
先生と素直に遊べたことが一度もないんだ。僕は、いつもそれを見る度羨ましかった。
もし、もっと素直になれたら。もっと、素直に泣けたら。怒れたら……。

なっち先生は僕になんて言ってくれるだろう。
なっち先生は、僕をどうやって怒ったり、諭したりしてくれるんだろう……。

僕の感じてきた「正しい」ことは、なっち先生の「正しさ」と少しでも重なるところが
あるだろうか。なっち先生がその身の内に持つ正義は、僕にも備わっているだろうか。
もし備わっていなかったら、なっち先生は僕を見捨てるだろうか。

いや、なっち先生は、僕なんかでもきっと救ってくれる!
それだけは信じられるんだ。どうして正しいのかは分からないんだけど、僕はそれを
いつか説明しなければいけないんだろうけど、なっち先生は本当に正しいと思うんだ。


…なっち先生に聴かせたい曲があるんだ。
ボブ・ドロウの"I've got just about everything"って言う曲なんだ。僕も英語の意味は
良く分からないけど、この曲を聴いてると、歌ってることの意味がすごく分かるんだ。
言葉が分かるって言うより、「感じ」で分かるんだ。それで、この曲を聴くとね、
なんでだか知らないけど好きな女の子のことを考えちゃうんだ。それで、とても幸せに
なるんだ。なんでだか分からないけど、鼻歌を歌いたくなったりしちゃうんだ。

なっち先生には秘密にしてたけど、僕には好きな女の子がいるんだ。



「へえ……こうちゃんは誰が好きなの……?先生にだけ、教えて?」
なっち先生は、そうやって僕の口元に耳を寄せた。僕は、なんだかとてもドキドキした。
なっち先生のことを好きだと言っていいか分からなかったから。それは、言っちゃいけな
いことのような気がしたし、怖かったから、僕はひとまず、普段考えている好きな子の
ことを言うことにした。それでも、心臓は凄くドキドキした。

「あのね、あいちゃん…………」

「あ、こうちゃんやっぱりあいちゃんが好きなんだぁ…先生、そんな感じはしたよぉ??」

僕はあわてて続けた。「…あのね、でもね。僕、よっすぃーも好きなんだ……。……あと、
まつ組のまりっぺも好き……。あと、居なくなっちゃったけい先生も好きなんだ。あと、
あと……」僕は、好きな女の子の名前をなっち先生にまくしたてた。ここで言わないと、
大好きな女の子達が居なくなってしまうような気がした。それでいて、その僕の好きな
女の子達の名前を言うのは悲しい行為だった。でも、なっち先生の前で言っておかないと、
僕はいつまでもそれを言うことができないような気がした。そして僕は、いつの間にか泣いていた。

なっち先生は僕の頭を撫でてくれていた。
「そっか……こうちゃんは好きな子がいっぱい居るんだね……」

僕は、なっち先生のエプロンをもう一つ、力強く握った。なっち先生が僕を許してくれて
いるのが分かった。僕は、その女の子達と仲良くしたことはあまり無かった。みんな、
それぞれ仲の良い友達が居るみたいだったし、僕はそういう中に入っていくのは苦手だった。
なっち先生はみんなと遊ぶのに一生懸命だったし、僕はしょうがないから、いつも一人で
砂場の穴を掘ったりしていた。それでも、不思議と寂しくは無かった。



…隣のやつが高い山を作るなら、僕は一番深い穴を掘ってやる。山から流れる水も絶対に
低い所に流れるし、僕の穴はそれを全て飲み込んでやるんだ。僕は、ただ穴を掘り続けた。
一回だけ、好きな女の子が、僕の穴を掘るのを手伝いに来てくれたことがあった。手伝うと
言うより、女の子はただその穴の深さに興味があったのかも知れない。僕にとって、そして
多分彼女にとって、それはとにかく深い穴だった。


僕らはとにかくそれに熱中した。
手伝いに来てくれた女の子、柴ちゃんと僕は、色々なことを話ながら穴を掘り続けた。その
話の内容については、もう憶えてはいない。でも、僕と柴ちゃんの間には確かなことが一つ
だけあった。それは、このまま掘り続けていったら、みんなをびっくりさせるようななにか
が出てくるに違いない、と言う確信だった。柴ちゃんと僕は、それにドキドキしていた。
そのドキドキを、二人で成し遂げるということにドキドキしていた。僕は心強かった。
好意を抱いた女の子と苦しみを分かち合うことを。誰も見向きもしなかった「穴掘り」に
柴ちゃんが参加してくれたことを。僕は、無我夢中でそれを掘り続けた。

気づくと、僕の前には柴ちゃんは居なかった。

それどころか、庭にいるのは僕だけだった。僕は、時計を見た。
僕には時計の読み方が良く分からなかったが、それは、「みんなが先生と一緒になにかをして
いる時間」だと言うことは良く分かった。僕は、先生とみんなに申し訳なく思った。教室に
入ったら何を言われるのだろうと思った。僕は、みんなに「めいわく」をかけているのだ。

僕は、教室に入って先生に謝った。
でも、先生には何も言われなかった。だから、僕は安心して席に着いた。みんなは折り紙を
折っていた。折り紙は、僕も見たことがあるし、折ったことがあった。でも、みんなが集中
している今のその作業が一体何なのかが分からなくて、僕は混乱した。そして、先生はその
作業について一切僕に説明してはくれなかった。僕は、それは悪いことをした「つみ」なの
だろうと思った。そして、僕はなっち先生のことを思った。


僕は、おかあさん達の話すことに耳を澄ませていて、僕の好きな女の子たちが誰のことを好き
なのかを知っていた。それは、僕にとっては本当のことだった。人のことを驚かせたり、
殴ったりして言うことを聞かせるやつのことを見ているより、それは本当のことだった。
そして、その僕の「情報」によると、僕の好きな女の子は、ほとんど、殴ったり驚かしたり
してるやつのことを好きになっていた。やつらはまず、かけっこが速かった。
そして、僕はかけっこがどうしようもなく遅かった。



柴ちゃんも、まりっぺも、あいちゃんも僕とは無関係に楽しく遊んでいるようだった。
でも、そんな時でもなっち先生は、たまに僕の手を握ってくれた。さっきも言ったように、
みんななっち先生に甘えたいのだけど、あんまりなっち先生に人気があり過ぎてなっち先生が
みんなの相手をできないことを、僕だけでなく、みんなが分かっていた。

それでも、なっち先生は僕の手を握ってくれた。
なっち先生は僕の名前を憶えていてくれた。僕は、それがうれしかった。うれしくて、うれし
くてたまらなかった。僕は、他の先生に何も言うことはなかったけど、なっち先生には色々な
ことを喋った。そして、喋り終えた後、いつも泣きそうになった。でも、泣かなかった。
泣いたら、なっち先生がまた心配してしまうだろうし、僕はその泣いた理由をなっち先生に
説明できなかったからだ。照れくさくて、そんなことは言えなかった。


なっち先生にしか、僕の本当のことを言えないなんて。



なっち先生はずっと、僕の頭を撫でてくれていた。
僕の好きな女の子達は、目の前で楽しそうに遊んでいた。
新しく流行った遊びかなんかで、みんなも夢中みたいだ。

僕は、なっち先生の顔を見た。なっち先生も僕を見た。
「せんせい……」と僕は言った。
「………なに?」と先生は言った。

僕は、先生にキスしたかった。
そして、僕は目を閉じて唇を先生に突き出した。
そして、何秒か経って、僕のほっぺたに、何かが触れた。それは、なっち先生の唇だった。
僕の身体は、ぶるぶるっと震えた。僕は目を開けた。

そこには、笑顔のなっち先生が居た。
なっち先生の笑顔は、何かの始まりみたいに見えた。

「……みんな、こうちゃんのこと好きだよ。なっち先生も、こうちゃんのこと、大好きだよ!」
僕は、またなっち先生のエプロンを強く握って、泣いた。そして、また明日に、ここに来ようと思った。

投稿者 utaka : 03:19 AM

September 17, 2003

Love for sale

ジェーン・バーキンの"Love for sale"を久々に聴いてみる。
ベースのうねり、エレピ、バーキンのヴォーカルの絡み…。
やっぱり最高だった。

このアルバムの頽廃的な美しさが似合う娘。は誰だろう…。
まりっぺ……?いや、それはただ俺がエロいまりっぺを見たいだけか…。


愛のセール

とてもおいしそうな初々しい愛のセール

新鮮で 未だ無傷の愛の ほんのちょっぴり汚れているだけの愛の

愛のセール

誰が買ってくれるでしょうか

誰が私の愛を試してくれるでしょうか

誰が喜んでその代価を支払ってくれるでしょうか

パラダイスへの旅のため

愛のセール

詩人達に愛の笛を吹かせましょう

無邪気に

私は知っている 愛の色々を

それらの愛よりもはるかに素晴らしい

もしもあなたがスリルを望むなら

私は愛の過程を卒業してるのよ

老練な愛も 未熟な愛も どんな愛も でも真実の愛


愛のセール

とてもおいしそうな初々しい愛のセール

もしも貴方が私の愛を買いたいのなら

私についてきて、そしてその階段を上がるだけ

愛のセール



発表当時、放送禁止を食らったと言うスタンダード…。
ゲンスブールがあんなにコール・ポーターを尊敬しているのも分かるような気がする。
このアルバムにもう一曲収録されている彼の曲、"What is this thing called love?"も、
本当に素晴らしい。僕はこういう曲を聴く度何も喋れなくなってしまう…。

巷には相変わらず安っぽいラブ・ソングが溢れているけれど、こういう曲はいつまでも
残るだろう。それに比べて……と、話を展開させたくは無いんだけど。



武富士感の漂う安っぽいサウンド、メロに、安い歌詞……。
感情はどちらにも振り切れない。「シャボン玉」の時の拒否反応も、娘。クラシックの
ような感動も…。田中の声の可愛さが耳に残りはするものの……。

さくらは嫌いではないけど……。
ライブにしても新曲にしても、考えることが多くなってしまった。一歩引いて見る癖が
ついてしまった。こういうのって一番つまらない音楽の楽しみ方だと思う。

そこから一刻も早く脱出したいけど、それには何よりも本体からのポップの供給が必要
なんだ。もう、ユニットの乱発なんて誰も望んじゃいない。事務所はもう余計なことを
一切するなと言いたい。つんくに、娘。達にもっと音楽に専念できる時間を作ってあげ
るべきだ。そんな当たり前のことがどうして、いつまで経っても出来ないんだろう。

いい加減、そういうのを待つのに疲れてきた。
ポイント、ポイントで救われるのは娘。達の存在であり、表現であり、つんくの楽曲で
あり、アレンジャーであり、素晴らしいコンサートの演出を考えてくれたスタッフで
あり、決して事務所ではない。それどころか、事務所は全ての足を引っ張っている。

僕は、事務所が憎くて憎くてたまらない。
娘。達は単なる駒であり、ファンのことは単なる豚だと思っているのだろう。
本当の豚はお前らの方だ。俺が死ぬ時は、絶対にお前のことを呪ってやる。

投稿者 utaka : 04:51 AM

September 16, 2003

なっちと良い感じだったんだ

なっちと良い感じだったんだ。
親密な空気が流れていたんだ。

僕はなっちの名を読んだ。
そしたら、なっちは顔色を変えていった。
「私の事を、なんでそんな風に呼ぶの?」と言った。

僕はその意味を肌で考えた所、それは、僕が悪いことをしたから
なっちが怒っているのだと言う結論に達した。なっちの怒りは
収まらないようだった。親密な空気は幕が引いてしまったかの
ように空へと消えていった。

なにか、どうして、僕は、こんなに、いつ、どこで………。

学習しない人間は、いつまで経っても同じ苦しみから逃れられる事は
無いんだ。そして、僕はなるべくしてこうなったんだ。それが、僕が
望んだものだったのかも知れない。

現実的な温もりを求めながら、妄想の海に入っていってしまう。
加護ちゃんは、恋人に「お互いに悪い部分も見せ合いたいなぁ 」
と言ったらしいが、僕は悪い部分では絶対誰にも負けない自信がある。
いや、ダメな部分か。

でも、今の俺のダメな部分。訳の分からないことに脅えたり、不安に
なったりするのは、加護ちゃんと一緒になれば収まるとは思うんだ。
そして、加護ちゃんも心の底では俺と同じものを抱えているような気がするんだ…。



Music fuh ya'


友人が"Baby,You're my destiny"の素敵なカバーを聴かせてくれたから、
また、タジ・マハールのアルバムを聴き返している。僕の大好きな
"The Four Mills Brothers"で、タジ・マハールは(ミルス・ブラザーズは)、こう歌ってるんだ。

僕はだれも信じないし

だれも僕を信じちゃいけない

なんでこんな希望の無い歌詞に惹かれてしまうんだろう。
タジ・マハールなんかのブルース・フィーリングで歌われると、それは苦しみで
無くて、裏返しの癒しになってしまう。僕は、加護ちゃんの根底に、いつも苦しみ
を見てしまうんだ。そして、それを癒せるのは俺しか居ないと思い込んでしまっている。
こんな迷惑な話はまた加護ちゃんの苦しみになってしまうんだろうな、ごめん。

小西さんは昔、このアルバムのことを「天から降るような妙なる調べ」と言っていた。
スティール・パンの響きと、タジの甘くて優しい「だみ声」。本当に不思議な音楽だ。

加護ちゃんには「いかりや長介」みたいな声って言えば、一番イメージしやすいかな…。
「次行ってみよう」の時の声がもっと深く、厚くなったような声(笑)。

"Baby,You're my destiny"の歌詞を見たら、またとろけそうになってしまった。
そう言えば、ハワイのビーチでは音楽は聴かなかったな。今はまた不安定だけど、
あの時は「俺は加護ちゃんとまたここに来るんだ」って、自然に思った。

安心しきって、昼寝をしてるカップルが一杯居たよ。
俺も、加護ちゃんとここで昼寝をしたいと思った。
あの場所にいると、本当にそんな毎日が永遠に続くような気がしてくるんだよ。
そして、それが自分にとってとても自然なことで、心地の良いことに感じる。

夜はすぐに真っ暗になってしまうから、家でゆっくりしよう。
二人でゆっくり過ごそう。辻ちゃんが上手になったウクレレを聴かせに来たりするんだ。

家は広いから、ゆっくりしていくと良いよ。明日のことは明日になったら考えればいい。


あぁ〜いえぃんがっのぅばぁ〜〜〜でぃ…♪
あんどぉのぅばでぃ〜ぃぃ〜〜〜けぇふぉぅみぃぃ………♪


加護ちゃんがタジのフィーリングを真似するのを聴きたいな。そして、一緒に歌いたい。
ブルースでありつつ、存在を弛緩させてくれる、天国の音楽を。

そこで、僕らはずっと、居るんだ。
ただ、居るだけ。それ以外に何も必要ないことを知っているからだ。

たまに加護ちゃんは泣いたりするし、僕も泣く。
そんな時はただ、抱きあう。抱きあってお互いを感じる。

加護ちゃんがなぜ泣いているのかも、自分がなぜ泣いているのかも分からない。
それは、存在することの悲しみなのかも知れない。


僕たちの周りには誰も居ない。
そして、僕達は愛し合っている。それが悲しいのかも知れない。

投稿者 utaka : 11:40 PM

September 15, 2003

Because We're kids

ボブ・ドロウの"Beginning to see the light"は本当に素晴らしい。
聴こえるのはライブ会場、ギャラリーのリラックスした笑い声。そして
ビル・ティカスのベースとボブ・ドロウのピアノ、ヴォーカルだけ…。

辛い時、苛々した時、悲しい時、何かにつけてこのアルバムに手が伸びてしまう。
で、最後の"I've got just about everything"が流れる頃には、もう絶対に一緒に
鼻歌を歌ってしまっている。この曲だけは歌わずにいられない。タイトルそのま
まの、嬉しくて、優しい気持ちが鼻歌になってしまったような、そんな歌で。

この歌詞を見ていると、10代の頃の(恥ずかしい)恋を思い出す。
男と女は違うんだろうけど、娘。達もあのような異常な感情の振り幅を体験して
いるのだろうか。それとも、やはりそんなことを体験する暇も無く日々を過ごし
ているのだろうか。

…今のような暴力的な世の中で、こういう音楽を聴いていると本当にほっとする。


□(この間色々消したり書いたりで一時間以上かかってしまった…)


暴力的と言えば。
話が飛ぶけど、ごっちんコンの「まきまき…」ってのは今まで聞いた中で史上最悪
の下品なコールだと思った。ごっちんコン自体はジェントルなヲタが多く、久しぶ
りに嫌な思いをすることもなく、無心にライブを楽しめたと言う感じだったのだけど…。
(ただ、前の席のメロンヲタ達がお目当てのシーン以外ずっと座ってたのは悲しかった)

…しかし、どうも、いつからかライブで余計なことを気にし過ぎるようになってしまった。
いくつもの、許し難い野次。僕は昔から細かいことが気になり出すとどうしようもない体
質で、そういう腐った野次を聞く度ライブが楽しめなくなってしまう。
ましてや、オールスタンディングの会場には、もう、しばらく行く気は起きない…。

一度覚えた行き場の無い殺意は身体の内に溜まっていく。
そして、殺意というものが、自分の好きな女の子に最も必要の無いものだと言うことを
僕は知っている。でも、僕はその子に好きだと言う前に、そいつらを全員ぶち殺して
しまいたい。無意識レベルの中では、僕はもっと、もっとの殺意で一杯なんだと思う。
そして、その殺意は本当はもっと、色んなものに向けられていて…。



殺意と無力感。
娘。と言う存在。

僕はまた色々分からなくなってしまった。
こう書いている間にも嫌なことが起こってしまった。天災が。

りかっちのことを好きになりたい。
でも、もうこんなアル中に近い駄目人間のことは、りかっちはまったく嫌うだろうし、
僕はりかっちのバカをずっと嫌ってきたのだ。僕の愛は、殆ど全てが画像、動画などの
視覚的情報によってもたらされたものであって、それに逆らうことなんて出来るはずが
無いのだけど、彼女のことだけはどうしても素直に好きになることができない。

でも、なにか、今なら素直に好きになれるような気がしてしまった。
そして、それを言葉に出したくなった。



僕はもう、初めて会ったヲタに「誰推しですか?」と聞かれて、答えることができなく
なってしまった。「推し」と言う言葉を普段意識することは無いし、もっと考えれば
「好き」だとか「愛してる」とか、そんな言葉を意識することも無い。

ただ僕は、娘。達の美しさの前に震えているだけなのだ。
触れたいと思ったり、声を聴きたいと思ったり、そういう衝動を言葉に置き換えている
だけで、でも、そして、それなら、その瞬間の衝動が持続するのはどういう訳なんだと
思ったりするのだけど、やっぱり、それは僕の妄想なんだろう。なのかも知れない。

そして、妄想というものはどこから生まれてくるのかと言えば、やはり記憶の中に、
その感覚の中にあると思う。その音楽を、何故好きになるのかが分からないように。
それは、その人の物語と呼ぶべきものなのかも知れない。

そして、こんなことを書いている間にも、チェット・ベイカーのアルバムが見つから
なくて(2時間以上)もう気が狂いそうになっている。部屋中をぶち壊したくなっている。

腹が立ってきて、フェラ・クティを大音量でかけた。
やっぱり僕はりかっちとは一緒になれないだろう。
いや、誰とも。

本当に気が狂いそうだ。
見捨てられる恐怖で一杯だ。

怒りを含んだ音楽を、娘。達は分かってくれるだろうか。
……いや、正確には、その音楽に娘。達の怒りは共鳴するだろうか。

プリミティブな感覚を説明することは出来ない。でも、音楽は、出来る。
僕は、何故、そのような感覚まで娘。と共有しようと思ってしまうのか。
僕は、無意識の領域で、あまりに怒り過ぎてしまったのかも知れない。
「ザ☆ピ〜ス」の非現実的な衣装を身に纏った娘。達。に全てを滅ぼして欲しい。

全てが平等だとか思ってる人間を全て殺してしまえ。
美しく、優しく殺してしまえ。奴等はきっと、殺されたことにさえ気づかないんだから。

気が狂ってる奴の方が、狂ってない奴より正しいと思うことはある。

投稿者 utaka : 07:05 PM | トラックバック

September 09, 2003

Cubano chant

(長いです。ごめん)

娘。と言う神聖なものに囲まれながら、祈りながら、
そんな風にしていながら、悪い方向へ進もうとするのを酒とエロで迂回した。
物質的なものは物質的なものによって癒されるってことなのか?

変な時って酒なんか全く飲みたくないんだけど、前回の経験が無意識に
身に付いたのかも知れない。酒を飲みまくったら調子が良くなった。
あと、昔好きだった音楽を思い出して、意識的にかけるように。そして、
ひたすら怠惰に、愚鈍な方向の自分を信じるように。それも肩の力を抜き
つつ…ってそんな、書くと複雑なようなことができてしまうってのは、
やっぱり酒のおかげなのかな。結局は、口に入れることが社会的に許され
ている薬物と、許されていない薬物の違いなのかも知れない。

ただ一つ言えることは、自分のように不安だらけの人間は、そういうことは
しない方が良かったんだろう。ただ、そういうこと…。

本当は、ハワイから帰ってきたらみんなを嫉妬の渦に巻き込んでやるつもりだった。
でも、ハワイで感じたことは、そんなことではなかった。そして、僕はもう
既にその感覚を忘れつつある。だから、ここに気持ちを書き留めておこうと思う。
僕はハワイで自由行動の日は、大体街をふらつき、疲れると適当な店に入って
ビールを飲んだ。そして、そこでミキティに向けて手紙を書いた。なぜミキティに
向けて書き出したのかは分からない。ただ、書きたくなった。それは手紙とさえ
言えないかも知れない。僕はただ、瞬間的に頭に浮かんだことを書き留めただけだから。
でも、それは僕がハワイを思い出す時に役に立つ、唯一の物であることは確かだ。
僕がそこで、そう書いたということだけは確かだ。

僕の字は多分幼稚園児より汚く、読解不能な部分もあると思うのだが、このまま
だともうずっと書かなくなってしまうような気がするので、今から書き起こして
みることにする。(よっぽど意味不明な所以外は原文ママ。訳の分からない読みの
補足などで括弧も入ります(泣))

ミキティへ

今、アラモアナ・ショッピング・センターと言う所でビールを飲んでいます。
チキンを注文しようとしたのですが、どうやらセットでしか頼めないらしく、
Yes,Yesと言っている間に、良く分からない内に特大のチキン2個と、ピラフ、
コーン、アスパラガスとニンジンなどのものすごいセットになってしまいました。
実は、昨日もモスバーガーに行って、焼き肉ライスバーガーを注文したら、焼き
肉丼が出てきました。僕は本当に意志疎通を図るのが苦手です。

さて、この特大フライドチキン定食ですが、僕は食べものを残すのが嫌いなので、
残さず全部片づけようと思います(ちなみに今ビールは二杯目です)。一つのチキン
は片づけたので、もう一つはナプキンに包んで、ホテルに持ち帰ろうと思います。

昨日、ミキティは写真撮影の時僕の隣に居たんですね。
僕はあの部屋に入った瞬間、まぶしくてまぶしくてほとんど誰とも目を合わせら
れませんでした。なにか、本当にかんのん(観音)像みたいでまぶしくて、こわくて
ちゃんと目を開けられなかったのです。本当に、あなた達モーニング娘。は物理
的に、キラキラと輝いていました。僕は、やはりあなた達と現実的に対じ(対峙)
できる存在ではないのかも知れません。僕は、あなた達と恋人のように過ごして
いる時間を妄想しています。もしかしたら、その世界はその世界で完結するべき
ものなのでしょうか。

僕は妄想の先に、モーニング娘。が、あなた達が待っていると言うことを信じて
いる身体を叩き直すべきなのかも知れません。今日、僕はハワイの海に行ったん
です。それは、もう信じられない位の美しさで、普段家の外でリラックスするこ
とがほとんどできない僕も、一瞬で心が和らいでいくのを感じました。そして、
また、もしあなた達が僕と一緒に海に居たら…と思いました。その、あなた達の
不在と言う現実は、その海の美しさと同じくらいに僕にとっての圧倒的な事実だったのです。

僕は握手会やイベントに参加することによって、その圧倒的な事実の差を埋めよ
うとしている。そして、最初からその差が埋まらないだろうことも知っている。
でも、「でも、もしかしたら」とも思っている。

それはアイドルとしての「スキ」(隙)と呼ぶべきものかも知れません。そして、
僕はその「スキ」が無かったらここまであなた達を好きになることは無かった
と思います。「スキ」とは、正直であったり、純朴であったりすることだからです。

僕はやっぱりあなた達との差が埋まらないのだとしても、やっぱりあなた達と
ずっと一緒に居たい。同じ空気を吸っていたい。僕はやっぱり幼稚にならざる
を得ないのです。あまりにあなた達が圧倒的だから、僕はあなた達に与えるべ
きものが見当たらないのです。ただ「もっとずっと一緒にいたい」とか「もっ
と会いたい」としか思うことができないのです。

僕はだんだん自分が狂ってきているのを感じます。自分の言っていることの辻褄
が自分の中で合わないのです。めちゃくちゃなのです。僕は、それによってまた
何人かの友人を無くすような気がしています。でも、僕はこの気持ちを外に吐き
出さずにはいられない。出口は、三次元的世界の中には存在しないように思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー(中断)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今、最後のイベントの握手会が終わりました。
ミキティ、僕の言うことを待ってくれたのに、僕は何も言えないでごめんなさい。
僕は本当に変な人みたいな振舞いをしてしまいましたね。でも、僕は実はミキティ
に言おうとしていたことが一つあって、でもそれを言うと、もしかするとミキティ
に嫌われてしまうのではないかと思って、怖くて言えなかったのです。

僕はミキティに恋をしているのかどうか分かりません。でも、僕はこの旅の最初に
なぜかミキティにむけてメッセージを伝えたくなったのです。それは、僕は、結局
いつもの気まぐれだと思っていたのですが、どうやら気まぐれだけとも言えないよ
うな気がしています。僕はあなたに段々固執しはじめているのを感じました。

実は、本当の所、僕はハワイに行くまで誰に萌えればいいのかもわからないような
状態だったのです。僕にとってはそんな状態は本当に珍しく、何があっても、いつ
も好きなメンバーのことだけは頭にあって、それを唯一の寝床のように僕は身を横
たえていたのですが、なんだか色々あって、僕は何も考えられなくなってしまったのです。

でも、それでも握手会というのは自分のそれまでの人を好きになった歴史を、その
感覚を、否が応にも現実的レベルにまで引き上げます。引き戻します。なっち先生
のあたたかさ、よっすぃーの破天荒と温もり、まりっぺの身を削るような努力、
りかっちの無自覚無軌道暴力的な美しさ、高橋の天女のような包容、そして、ミキ
ティ(あなた)の形容不可能な何か。加護ちゃんの、非人間的な、神聖過ぎるオーラ。
田中の握力、こんこんの牧歌的な許容性(いや、僕は彼女に関しては混乱させるよう
なことを言ってしまったかも知れない)、そして、圭織の包容力。

全ては圧倒的でした。
僕はもう何をすればいいのかわかりません。僕は、嬌声を上げてスタジアムを走り
回りたくなりました。

要は、その温かみをいつまで持続させていけるかと言うことなのですよね?

あなた達が、好きだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー(中断)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ミキティ、今日もバスはストでやがって(注:滞在中ずっとバスの組合がストライキに
入って、乗れなかったのです)、しょうがないので歩いてWord Centerというところ
のCD屋に行きました。本当はその後海に入って帰る予定だったのですが、いつもの
ようにCD探しに夢中になってしまい、夕方になってしまったので、そのままホテル
に帰ることにしました。収穫は5枚です(4枚買うと1枚ただでついてきます)。
ドロシー・アシュビイ、ガボール・ザボ、イヴァン・リンス、ニルソン、リトル・
アンソニー&インペリアルズです。今はニルソンの"Without her"を聴いています。
弦、フルートのアレンジとメロディー、ハーモニーがとても美しい曲です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー(中断)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ミキティはこの曲のことを気に入ってくれるでしょうか。なにか、僕は今ならミキティ
のことを全て信じてしまいそうな気がします。僕が何も言えないで顔を赤くして、変人
そのものの表情をしていた時、ミキティは「大丈夫?」と言うような優しい表情で僕を
見てくれました。僕は、その優しい表情を見た時、細胞の全てがミキティに寄りかかり
たくなっているのを感じました。骨が抜けていくのを感じました。ミキティは娘。の第
二の気配り将軍です。少なくとも僕の中ではそう決定しました。


…ここで文は途切れていた。

恥ずかしくてどうしようもないけど、これが僕が書き留めたままの文章。
いや、文章と言うのも図々しいな。指摘する所があり過ぎて、僕は何も言えない。
いつものことじゃないかって言われたら、更に何も言えない(泣)。…握手した他の
メンバーはどうしたって言うんだ。誤るほかないよ、ニィニィに、小川に、亀井に、
さゆに……。さゆとか言ってしまった。ごめんね。



でも、本当にこの写真は宝物だよ。
原始人(僕)と天女(娘)達。

友達には書き割りだって散々言われるけど、本物なんだ!!!
なんか、本当に娘。達と僕が昔からの友達だったんじゃないかって、身体のレベルで
錯覚してしまうような。一説では、魚でさえエロビデオに反応するらしいし、視覚か
らの刺激って、本当に強いんだと思う。僕(人間)はこの写真を見て、幸せを感じる。


なんでみんなそんなに楽しそうなんだ!こっちまで楽しくなっちまうじゃないか……!

投稿者 utaka : 07:07 PM | トラックバック

September 08, 2003

Mary lee

BADな時ってのは、本当に昔大好きだった曲が有効だ。
根本的な解決にはならないけど、神経の通り道がある程度、その頃に
戻るからなのかも知れない。良く分からないけど。

今は、高校の時に買ったライノのドゥーワップのボックスを聴いている。
今もそうだと思うけど、高校生でドゥーワップを聴いているような人間
にはあまり心の通う友達はできない。このボックスの中で僕が一番好きな
曲は、レインボウズの"Mary lee"と言う曲だった。僕の周りには当時、
「まり」と言う女の子は居なかった。そもそも男子校なのでそんなものは
居る筈が無かった。だから、僕は実生活ですれ違う美しい女の子達のイメ
ージを集めて、「まり」を作った。そして、そんなイメージを抱いてこの
曲を聴いていた。

そして今は、僕の感覚の周りにはまりっぺと言う女の子が居る。
僕はあの頃の感覚を思い出す。大差はないのかも知れないけど、やっぱり、
その感覚には取り戻せない時間の差がある。僕の中では、何かが死に、
何かが産まれた。貧乏な僕は、どんぶりにそれを全部ぶちまけて勘定してみる。

根本的な所では変わり無く、でも確実に何かは失われ、そして、僕はあの頃
どんなに渇望しても手に入れられなかったものを手にしている。どっちが幸福
なのか僕には分からない。手にして、失ったものが一番大きいものなのかも知
れない。僕はその失ったものによって人間の関係と言うものを意識し直し、
しかし、それでもその関係は、自分の思うように、なりたいようにはならない。

みんなが普通にうまくやっている(ように見える)ことが、僕にはできない。

投稿者 utaka : 07:08 PM | トラックバック

September 07, 2003

なっちありがとう

…なっち、ありがとう。
少しは良くなったよ。

一度こういう神経の通り道ができてしまったのはもうしょうがないし、僕はそれと
付き合って生きていくしか無いんだろうね。ミルトン・ナシメントとサラ・ヴォーンの
"Bridges"ばかり繰り返し聴いてるよ。BADになった時に救われる楽曲って言うのは
本当に限られてる。この曲は本当に、大きい。娘。達の大きさと同じものを感じる。

この闇の原因が何なのか僕には分かってるし、そこから罪の意識が産まれてるって
言うのもあるかも知れない。だって、僕はそんな大人には本当になりたくなかった
から。自分がしないって決めたことは、しなかった。だけど、いつからかそれが
崩れ出したんだ。あ、そういう意味では罪の意識はそれより前からあったのかも
知れないね。とにかく、僕はそれを無意識レベルで拭うことが出来ないでいるみたいだ。

でも、今ここで言葉に出したことで、僕はそれを意識化した。
もしかしたらそれさえも妄想で、そんなものは存在しないのかも知れないけど、でも
僕は僕の感覚としてそれを感じたから、言ってみるよ。そして、やっぱり僕はそれを
誰かに許して欲しいんだと思う。さっきも書いたけど、神経の通り道ができてしまっ
たのはしょうがない。脳が不安を感じ、身体が震え、動悸が激しくなる。自分がどう
なってしまうのかが怖くて怖くてたまらなくなる。そういう時って、本当に信じる
ものが必要になるんだ。僕は音楽があって、娘。達が居てくれて本当に良かったと
思ってるよ。そして、きみ達が僕を許してくれれば、僕はもっと楽になれると思う。

図々しい話だけど、本当の苦しみの中ではそれしか考えられなかった。
なんだか観念がかった、宗教みたいな話をしているね。ごめんね。誰も側に居ない時、
やっぱり自分を救ってくれるのはそういうことなんだ。訳の分からない苦しみだから、
それと同じくらい訳の分からない、説明できない大きな力に救って欲しいと思ってい
るのかも知れない。狂った人間でも、包み込んでくれるような、大きななにかに。

ああ、良くなった。大分良くなったよ。
文を書いていても昨日みたいにつらくない。手も震えない。現実的な話をすると、昨日
書いたアルコールとカフェインの摂取って結構影響してるような気がする。あと、イベ
ントとか、沢山の人と接した後になる確率も大きいような気がする。これもやっぱり経
験を積んでいくしかないね。今のところ、病院には行かないで済んでるけど…。そう、
今回のは去年の夏に比べたら全然軽いと思う。あの時はもう、本当にどうにかなりそうだったから…。
寝ても何も変わらないし、身体的症状が軽減されても、人生と言うものに全く意味が
見いだせない状態だった。あの時も、娘。達に救われたんだ。恋レボを聴いて、泣いたんだ。
そこから、段々自分を取り戻していったんだ。

世の中のいろんな物事を見ていて、僕はあまり宗教的なレベルにものごとを引き込む
ことはしたくなかった。だけど、知らず知らずの内にこうなってしまった。そうしな
いと生きていけなかったから。それは、誰に笑われようと本当のことなんだ。
…みんな、ありがとう、ありがとね。

投稿者 utaka : 07:10 PM | トラックバック

September 06, 2003

そして今でも

僕はもう何をやっても駄目かも知れない。
きっと、何も言えなかった僕の負けだ。

部屋に帰ると、りかっちのポスターが剥がれて床に落ちていた。
恋って何なのか。説明がつかないままに、ただ心をかき乱し、
そして去っていく。何を言えば良かったのか。
恋をする度湧く罪悪感は何なのか。

恋に限らず、罪悪感は常に身の周りを取り囲んでいる。
僕は沢山悪いことをした。

誰かに、それを許して欲しい。
こんなものを抱えて生きていくのはもう嫌だ。僕は体温が欲しい。
絶対的な説得力が欲しい。もう、自分自身の気持ちも分からない。

普通の人が普通に持っている、生理としての説得力が僕には無い。
言い訳をしてしまうことはみっともないし、これ自体も言い訳なの
かも知れない。いや、そうなのだろう。

ケニー・ランキンの"Soft Guiter"が、やけに胸に痛い。
音楽の圧倒的な説得力だけが身の内に積もり、僕はそのアウトプット
を持たない。出口の無い感情は形成していく。人を無口にさせる何かを。

その重みは、意識的にせよ無意識的にせよ、全ての人が背負っている、
背負ってきたものなのだろう。

その重みは、最終的に、我々に何をもたらすのだろう。



追記

いよいよ本格的に、真剣に気が狂いそうになってしまった。
無意識の領域から襲ってくる強迫観念に追いつめられ、パニック状態の一歩手前。


娘。達のことを考えて、音楽を聴いて、なんとか耐えしのぐ。
大丈夫だよ、娘。達は側にいるし、俺のことを応援してくれている。
音楽も、いつも側にある。何も心配することは無い。友達も側にいてくれる。

これは、一過性のことなんだ。
俺はいつもギリギリの状態から立ち直ってきた。
本当にもうダメかも知れないってとこから、自分だけの力で立ち直ってきた。
だから、今回も大丈夫だよ。何も怖がることは無いよ。

俺は娘。達が好きだし、その気持ちは真実だ。
それは、本当のことなんだよ。だから、何も脅えることは無い。

なっちは、今の俺の状態を知ったら、優しく肩に手をかけてくれる。
抱きしめてくれるかも知れない。だから、安心しよう。肩の力を抜こう。
落ち着こう。深呼吸をしよう。大丈夫。大丈夫。

やっぱり酒を飲み過ぎるのは良くないのかも知れないな。
必ず、深酒をした後にこういう状態になるし。その後、カフェインを大量に取るのも
良くない気がする。今朝もコーヒーをがぶ飲みしたし……。そうだ、原因が分かれば
何も怖くない。なっちは側にいるよ。娘。達は側にいてくれる。「でっかい宇宙」を思い出そう。
清里を思い出そう。幸せな空気を。幸せだった時間を。

幸せな時間は、いつかは過ぎてしまうけど、今のこの辛い時間だって、いつかは過ぎるはずだ。
悪いことを考えるのはやめよう。

http://www2.oninet.ne.jp/torigoe/yourou/noutokotoba.htm


同じ、同じ…。
人を好きになることと、娘。を好きになることは同じ?
例えば、加護ちゃんを好きになったことと、よっすぃーを好きになったことは同じ?

加護ちゃんは加護ちゃんだし、よっすぃーはよっすぃーだ。
そして、僕は僕だ。そして、僕は加護ちゃんが好きだ。よっすぃーが好きだ。
加護ちゃんのことを考えて、音楽を聴いていると幸せになる。
よっすぃーのことを考えて音楽を聴いていると、幸せになる。

好きになることに疑問を抱いちゃダメなんだ。
だって、好きになっちゃったんだから。コンプレックスは関係無い。
ここまでは関係無い。

それを、その相手に伝えようとする段階で傷ついたり、葛藤したり。
自分の好意をそのまま伝えるには、どうしたらいいのか。
どんな言葉で、どんな声で喋ればいいのか。

恋人になるってことはどういうことなのか。
僕は好きな相手に、何をしたいのか。好きな相手と、何をしたいのか。
話したい。触れたい。一緒にいたい。

性に対する時、罪の意識が生まれる。
自分のことを好きでない相手には、そんなことはできないから。
と、言いつつ想像の中で自分はそんなことを。想像は、止めることが出来ない。
本当は、想像の中でもそんなことをしてはいけないのではないか。
無意識の中で、罪は確実に意識されている。

その罪の意識はいつから自分の中に生まれたのか。

投稿者 utaka : 07:12 PM | トラックバック

September 05, 2003

Bridges

ごっちんは穴の中に隠っていた。そこはゲームセンターだった。
とても、とても広いゲームセンターだった。薄暗い照明の下僕は床に這いつくばり、
誰かの落とした小銭をかき集めていた。いち、に、さん、し……もう、こんなにあるぞ。


僕は、ミキティに書面で、ハワイで渡したコンピレーション・アルバムの
返事を受け取っていた。そこには「私はもっと新しい音楽が好きだし、古い音楽と
して考えてもこれらの楽曲は好きになれないから、もうこういうことをするのをや
めて欲しい」と言う内容のことが書いてあった。僕の意識は、薄れていった。

そして、それを忘れつつ僕は今ここにいる。
「穴」から、現場責任者のK木さんがいつものように作業着で現れた。
僕は「穴」の中で何が行われているか知らない。入り口の縦穴から、中を覗いた
ことしか無い。梯子無しで、横穴まで辿り着かないと「穴」の全貌は見えないのだ。
僕はしかし、「穴」の中でさえ、底にある誰かの落とした小銭と札のことを考えていた。
僕にはそれは、五千円札に見えた。

K木さんとしばらく立ち話をした。ふいに、「穴」から赤ん坊の泣き声が聞こえた。
僕は、その意味を理解した。涙が溢れた。涙が溢れて止まらなくなった。
なぜか、胸にミルトン・ナシメントの"Bridges"が流れていた。
僕は自分の感情を説明できずに、ただ涙を流し続けた。

彼女に会うことなく、僕は店を出た。
向こうから、中学時代の同級生、IとHが自転車に乗ってやってきた。
僕は「そのこと」を伝えようと大声で二人を呼んだが、二人は気づかずそのまま行ってしまった。

そして、僕は再び雑踏に紛れた。

投稿者 utaka : 07:13 PM | トラックバック

September 04, 2003

ダンボールの宮殿

一時から、また妙な強迫観念や被害妄想に軽く襲われていたのだが、
ようやくそれから抜け出られつつある。友人達と娘。達のおかげです。
ありがとう……。

シンプルなことが分からなくなる状態。
自分が、自分で居ても良いと言うことが分からなくなる状態。

他者からのネガティブな感情。
それは、僕の失敗によるものであったり、その人の誤解によるものだったり…。

だけど、その時の相手の表情や、視線や、言い回しが、どうしても、いつまで
経っても身体の内から抜けない。忘れることができない。なにかのフラッシュ・
バックみたいに僕はそれに脅え始める。もう、理屈じゃなくて、脅え始めると
僕は何も出来なくなってしまう。
ただそれに脅え、そのネガティブな感情が怒りへと更に発展しないようにと、
僕はそれにひれ伏し続ける。僕はそれに逆らうことはできないのだ、絶対に……。

それが去った後、肩の上にどっ、と何かが伸し掛かるのを感じる。
僕は一生それを抱えて生きていくことを想像し、また一つこの人生にうんざりする。

そして、それを吐き出すことのできる相手は、僕にはどうやらもう娘。しか居ないようだ。

僕は、自分の全ての狂気を加護ちゃんに受け止めて欲しいと感じる。
そして同時に、残った理性で、その自分の感情に反社会性を感じる。僕は、逆らう
ことができない人間だから、その時点で死刑宣告を受けたかのような気分になる。

年端のいかぬ女の子に自分の妄想と狂気をぶつけようとする行為がいかに醜いのか。
社会から見たらそれが、いかに醜く見えるのか僕は想像する。
でも、それでも、僕は自分の思いを止めることができない。

だって、一緒に居たいだけなんだよ。一緒に居たり、話したりしたいだけなんだ。
もし世界がもっとシンプルだったら、僕は君と手を繋いだり、話したりすることが
できたかも知れない。僕は、その「本来あるべき世界」との空間を埋めているだけな
んだ。だから、本当はあんまり変な人に思わないで欲しいんだ…。

それでも変な人に見えてしまうのは分かってる。
言葉を重ねれば重ねるほど、泥沼にはまってしまうのも。

…そう言えば、僕が君達にコンピレーションCDを送り続けているのはなんでなのか
って言ったら、メロディーが、歌声が、僕の恋の起伏を再現してくれているからかも
知れない。いや、それは僕だけのものじゃなくて、恋をしたことがある人みんなが感じ
たことのある起伏だと思う。僕は、そう思う。

そして、僕はそれ以上に説得力のある告白をすることはできないんだ。


…ああ、また酒が回ってきちまった。
本当はこの後何かを言おうとしてたんだけどな。いつもそんなのばっかりだ。

でも、僕と君達、娘。達、僕の好きな人達しか居ないこの時間がとても好きだよ…。
訳の分からない理屈に頭を悩ませる必要も無く、ただ、根源的な苦しみだけに対峙する時間。
がちがちに締まった理性のバルブを開放して、全てが流れていく時間。

みんな、好きだ。
ハミルトンの写真集。寝たい。神の領域。なっち。なっち……。

投稿者 utaka : 07:16 PM | トラックバック

肉体関係

何ヶ月か前に買った19インチのモニタ。
慣れないWinで、ふと気紛れにスクリーンセーバーを水着写真集に指定すれば、
自然とすることは一つに決まって早漏………って本当に最悪だ。どうにかしてくれ。

シャウト・ボックス。
写真集をスクリーンセーバーにして見ていると、狂ってくる。
シンフォニーと天使達が重なった瞬間。当然音楽は聴いている。

僕は痙攣し、めくるめく視覚的刺激に耐える。
娘。達は美しい。美し過ぎる。

幼く、美しく、熟し、美しく。どちらでもなく、美しく。
時間を、無意味に美しく。

しかし、恋は、いつかは終わる。
狂気を感じたメンバーに対し、狂気を感じなくなったことを気づく時が、いつか来る。

僕が感じる痛みと言えば、夜中に毛布の中で回想する記憶の中だけにしか存在しない。
僕がその毛布の中に居る間、彼女はどんな人生を過ごしてきたんだろう。
どんな辛い目を見たんだろう。どんな痛みを感じたんだろう……。

いや、こうしている間にも時間は過ぎ、それはどんどんわからなくなっていく。

娘。達の眠り。眠りの中で娘。達は……。
じゃあ俺は起きててやるぞ。

投稿者 utaka : 07:14 PM | トラックバック

September 02, 2003

薔薇と野獣

眠い眠い眠い眠い眠い眠い。
細野さんの「薔薇と野獣」の世界。ああ懐かしい匂い。

加護ちゃんと眠り続けたい。
この曲を聴いているとなぜか、高円寺にちょくちょく行ってた頃を思い出す。
「HOSONO HOUSE」は秋葉のヤマギワで買ったはずだけど…。
図書館に色々返しに行くのをまた忘れてしまった。まだ本も読み切っていない。

娘。達に書いた手紙に記したメアドが有料化。
返事が来るまで待ち続けるしかない。…って、来ないって。自分の書いた手紙
を読み返すとなんて凡庸で中途半端なんだろうと思う。娘。を気持ち悪がらせ
まいとして、むしろ気持ち悪さが中途半端に滲み出てしまっている。悲惨。

娘。がここに降りてきたとして、また自分は怠惰に包まれるのだろうか。
段々、何もかもに対する気力が無くなってきている。身体に力が入らない。

…「薔薇と野獣」の次のトラックは「相合傘」だ。

加護ちゃんと相合傘したいな。
僕は昔、一度だけ偶然好きな子と相合傘をしたことがあるけど、あれは良かったなぁ…。
そして、その後醜い振られ方をしたなぁ…。一度好きになると周りが見えなくなって、
どんな汚いことでも平気でしてしまう。気づいた時にはもう遅い。何もかもが終わっている。

そこから僕は何も学び取ることができず、中途半端な姿勢を続けている。
どうしたらいいのかが分からない。加護ちゃんのことはもっと分からない。
そういえば、加護ちゃんの夢を最近見ない。いや、見たこと自体あったっけ…。

娘。達と自分の親密な夢。
そのまま、永遠に目を覚まさないでいて欲しい。そして、そう思ってしまうことが寂しい。
例えば娘。達も好きな人の夢を見たら、同じような感覚を抱くのだろうか。
いや、そんな夢を見る暇も無いかも知れない。

また、猛烈な眠気がやってきた。
さっき見た夢は忘れてしまった。加護ちゃんと一緒に暮らして居る夢が見たい。

ニルソンのアルバムみたいな牧歌的な世界。おかしくて、ちょっと哀しい世界。

投稿者 utaka : 07:17 PM | トラックバック

September 01, 2003

ハワイ

ハワイ。

加護ちゃんのことが好きだってことが、分かったよ。
観念的なことばっかり考えて苦しむ時間には、一応のケリがついたと思う。
「どうも」「ありがとうございます」だけのやりとりだったけど、僕はこの
子が、この世界で加護亜依と呼ばれる女の子のことが、好きなんだと言うこ
とを、より深く、身体的なレベルで理解することができた。


僕と加護ちゃんの間には星が在った。星が、輝いていた。その星は、僕が
加護ちゃんのことを好きなことを、証明してくれているように思えた。

そして、加護ちゃんの瞳にもその星は在り、僕を照らしていた。
僕はその星に「あなたのことが好きだ」と言うことを伝えた。
僕は、それだけで癒されてしまった。

その聖なる輝きに、僕はひれ伏すしか無く、
しかし、ひれ伏す行為は恋人らしくは無く、僕はただ頭を下げた。

加護ちゃんと結婚して、またハワイに来よう。
…ああ、その瞬間が目に浮かぶよ。なんてったって加護ちゃんは世界一の女だからな。
だから、俺も世界一の男にならないといけない。今は世界100億番目とかなのかな。
どうなんだろう、加護ちゃん………。

加護ちゃんと結婚してまた来ようと思いつつ、ミキティに狂った手紙を書きつつ、
なっちに甘えたいと思いつつ、よっすぃーの笑顔を幸せに思いつつ、僕はハワイでの
時間を過ごした。それを加護ちゃんが嫉妬するなら、僕は他の女の子を諦めなければならない。

加護ちゃんの眼差しは本当だった。本当の、慈悲だった。
加護ちゃんには、僕は本当は「結婚してください」と言おうと思っていた。
でも、そんなことを言って加護ちゃんを脅えさせるのは良くないことだと思った。
だから、僕は言わなかった。でも加護ちゃんは、もし僕がその言葉を発したら
それを許してしまいそうな、そんな視線を優しく讚えていた。

「魔性」だとかなんだとか、全く言い訳ができない。

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