October 20, 2004

愛してるよ、君だけを

情けない。全てが駄目だ。

今日も夢にはBerryzが出てきて、楽しかった。
しかし現実には何も産み出さず、ただ堕落していく生活。

あらゆる言葉が刺となって、僕を追い立てる。刺が鋭いのか、そう感じる僕が
おかしいのか。ムッシュの「二十歳の頃」が激しく胸に痛い。憂鬱な雨は夜に
なって止む。今の僕には無言や沈黙さえも、悪意に感じられる。いや、要する
に、「ほとんど全てのもの」が悪意に感じられると言うことなのかも知れない。
良くないと思う。

残高不足の通知が来た。
その遠回しに脅迫めいた文面を見ると、苛々して引き裂いてやりたくなる。悪
いのは借りた自分なのに。フロムエーのWebなどを見るも、外に出て行くこと
を想像して少し怖くなり、閉じる。内にいても結局何もしないのに。見捨てら
れる感覚はまた強くなる。モニタには、舞波のダンスレッスン風景が映ってい
る。胸が少し熱くなる。でも、今の僕には頑張れと声をかける資格も無いのか
も知れない。そんなことを言いながら握手会には行くくせに。

「起立!礼!着席」は今日も楽しかった。
無邪気と言うことを少しも知らない無邪気さ。友理ちゃんが大人になった時の
ことを考える。その時も友理ちゃんは、今のようにほんわかとしているだろう
か。誰と知り合い、誰と別れるんだろうか。僕は死ぬまで友理ちゃんとは一片
の関わりも持つことはできないのだろうか…。僕には、独善的で勝手な、身の
丈に合わない欲望だけがいつまでも同じままで残っている。



泥酔してチャットでK君と話す時、僕はいつも泣いてしまう。



酒が進み過ぎると、全てがどうでも良くなる。
ただ音楽と妄想が浮かんでは消えて行く。ララララララ三丁目の夕陽…♪



ちなこの長い腕。意外にたくましい雅ちゃんの脚。そして梨沙子のバンビ
のような脚。友理ちゃんはドッヂボール企画で腫らしてしまったお顔が目
立たないようにこの格好になったのだろう、制服。舞波の制服も、とても
似合う。しみハムは野球が似合うけど、茉麻は頼まれて仮装行列に参加し
たみたい。でも、それが茉麻らしくて微笑ましい。桃子にはテニスなんか
はまったく似合わなくて、僕もやっていた卓球が似合うと思うのだけど、
そんなのは桃子のプライドが許さないだろう。あんな地味な競技なんて。
それでも卓球部だった僕は、桃子のプレイスタイルを想像してしまう。


ペンホルダーで表ラバー。
漁港の寂れた卓球場。知り合った中国人の師に叩き込まれた前陣速攻。
愛ちゃんがポイント取った後の掛け声?そんなので驚くなんてバカじゃ
ないの。どこの会場にも、もっと変な掛け声の奴いっぱいいるわよ。
「サァァァッッッッ」「一本取るよぉ」「ラッキー!」「ドンマイ!」

世間から全く離れた言葉のことを思い出す。
私が卓球を辞めてしまった今も、あんな野蛮な掛け声が響き渡っている
のだろうか、あの寂れきった市民会館には。



桃子の癖のある髪の毛。

男なのに負けた。球が太ももに当たってぺちっと情けない音を立てる。
「ありがとうございましたぁ!」試合後の礼を終え、真っ黒くて癖のある
髪が隣の台へと移る。練習の総当たり戦。代わりの男子部員は、悲しくな
るほど弱い。僕は桃子のサーブを、打球を受けたい。

スポーツセンターなんかに誘ってもいいんだろうか?
でも、そんなんで好きだとか思われたら、みんなに冷やかされたら…。

休憩の時に自動販売機の隣のベンチに座ると、窓から階下のプールが見える。
2階の高さから見る泳ぎはとてもゆっくりで、でも、見ているだけでも塩素
の匂いや耳の感じる気圧が伝わってくるような気がする。嗣永の水着。

どうせあいつは自分勝手にはしゃいでばっかりなんだろうけど。

でも2階のあの場所では、僕もあいつも同じ気持ちのはずだ。
寒くなって、雨ばかり降るようになってもあの場所からの風景は変わらない。
僕らは疲れていて、ポカリスエットがやたらと身体に染みる。冷水器は近くに
あるけど、僕らはどうしてもそれを買ってしまう。

嗣永と、桃子と二人だけであの場所に座る時、それはどんな風なんだろう。
嗣永は誰が好きなんだろう。好きな人なんて誰にもいないようにも見える。
僕のこの狭いこの交友関係の中では。でも、もしかすると、あいつらも平気
な顔して、本当は同じように嗣永のことを思っているのかも知れない。
そして、嗣永は誰のことが好きなんだろう。…あ、バスケ部の夏焼……。

輝いて見える女子のことは、みんな分からない。分からないから、自分の気持
ちにそぐうような音楽を聴いてみても、益々その子から離れて行くように思え
る。十四時過ぎのカゲロウ。ロッカールーム。僕は性的なものを感じる。
嗣永は性的なものを感じるだろうか。

僕は全ての女の子達の性を心の中に鏤め始める。僕は、混乱し始める。






満月が僕の姿を越えるの 円卓の大理石にくっきり映し出し

僕は月と僕らの三つの関係の 謎かけことばを考えて立っていた




「ピンク・シャドウ」                ブレッド&バター

投稿者 utaka : October 20, 2004 04:44 AM | トラックバック
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