Berryzは最近移動中にゲームとかしてるらしいんだけど、ちなこ
だけ違うゲームやってるから話に入れないんだってさ(泣)。で、
ちなこはそのゲームやっても一時間くらいで飽きちゃうだろうと
思ってるんだって。つまり、そのゲームはやりたくないわけだね。
何かいい方法あったら教えてくださいってことなんだけど、うーん
思いつかない…。そのゲームのタイトルを教えてもらえればある
いは…。でも、「ちなみと…他のみんなと気持ちが合ってないって
言うか…」っていう時、寂しそうな顔してて、可哀想だったなぁ…。
みんな、仲間に入れてやれよ!……って言いつつもこういうのって
難しいんだよなぁ…。ゲームにハマってる7人からしたら、そんなの
知らないよって感じなんだろうなぁ。だったらうちらと同じソフト買う
なり借りるなりすればいいじゃん、と。でも、ちなこの気持ちもよーく
分かるんだよなぁ……。
全く自分の知らない専門用語とかが飛び交って、盛り上がってる姿
を長時間見てるのは結構つらいもんですよ。その内、ふーんだ、って
なっちゃいますよ。で、時間が経つごとに溝は大きくなってっちゃうん
だよね。
ここは、舞波あたりが優しくゲームの手ほどきをしてあげるしか無い
よ。ゲームの内容にもよるけど…。で、ちなこはそこでいかに意地を
張らずに素直にゲームに入っていけるかが重要。そして、みんなは
温かく迎えてあげることが重要ですな。でも、似たようなケースでも
そういう風に上手く行ったことって経験上ほとんど無いし、結局ゲー
ムの流行り廃りに任せるしかないのかもなぁ…。
打ちひしがれるちなこの肩に手を置いてあげたい。
小さい時って、そういう小さなことがすごくショックだったりするんだ
よね。僕なんかは今でもそうだけど…。あと、ちなこってすごく負け
ず嫌いで我を通す所があるから、そういう時って難しいのかもね。
でも、僕みたいにすぐにいじけて根に持つよりは全然マシだと思う
よ、素直になれるよ、大丈夫だと思うよ。
ああ、ちなこと一緒にケニー・ランキンの"String Man"が聴きたいな。
僕が知っている あの人は
歓びでいっぱいの心を持っているんだ
こっちも うれしくて舞い上がってしまうのさ
僕が知っている あの人は
心にいっぱいの痛みを抱えているんだ
こっちも悲しくて泣いてしまうのさ
今カード見たら、こんな歌詞だったよ。
僕もちなこが楽しそうだと嬉しいし、ちなこが悲しそうだと悲しいよ。
□
ちなこ、僕は今「ホムンクルス」の組長みたいに何かを思い出している
のかも知れない。ちなこを見て何かを思い出したのかも知れない。
なんだかひどく寂しくて、ちなこに会いたくなっている。会って、泣いて、
そのまま溶けてしまったらいいように思っている。なんだか、とても寒い。
ちなこ、次はハース・マルティネスを聴こうか…。
Berryz家庭教師…。
そんなものはこの世には存在しないだろう。
いや、しないと言ったところできっと僕の妄想は止まらないのだ…。
□
「千奈美ちゃん、次は86ページを開いて」
「はい、うたか先生…」
ああ、ああ……、真っ黒なちなこ……。ちなこの長い腕を、乾いた肌を
ポロシャツ越しに感じる…。「千奈美ちゃん、連立方程式って言うのはね…」
ここで僕は重要なことに気づく。自分が大学をドロップアウトした男で
あることに。しかも、高校の時に数学0点を取り続け、ダブリ寸前まで
追いつめられた男であることに。映画「クローバーズ」の算数の問題で
一つも答えが分からなかったことに(串刺し、死亡)。ああ、きっと僕の
知能は退化し続けていて、最早キッズ以下なんだろう……。
だけど、いいんだ。今から現代文を教えることに決めたから…(そんな
家庭教師などいないと言う声は封殺)。「千奈美ちゃん、どうしてこの
作者はアルコール中毒に陥ってしまったんだと思う…?」いや、そんな
こと聞いてどうするんだこのバカ、もっとまともな話にしないか!
ああ、音楽(リスニング専門)の家庭教師もいいなぁ…。
「千奈美ちゃん、この"O Mapa"っていう曲はアルチュール・ヴェロカイ
って言う人が作った曲でね…」「アハハハ、変な名前ですね」そう言って
笑うちなこ…。ギターとか弾けちゃったらその場で弾いちゃったりしてね
…。さらに車とか運転できたら、ちなことお友達のBerryz達で海行っ
ちゃったりしてね…。後部座席でトランプとかしてるのをミラーで見て、
ああ、僕も仲間に入れて…!とか思うんだけど、運転はとにかく集中し
てね。あっ、というか助手席は誰が座ってるんだ……?地図をちゃんと
読めるしみハム……?名ナビゲーター?「あ、先生次の交差点を右です」
的確なアドバイス。弾む会話。それをちなこはちょっと頬を膨らませて…。
(しみちゃん、先生は私のものなんだからね!)
□
海に到着して、みんなは海の家に着替えに…。
煙草を吸わない僕は、手持ちぶさたにペットボトルのフタを何度も開けた
り閉めたり…。ダン・ヒックスの"Strike It While It's Hot"を後ろに聴き
ながら、ビーチ・パラソルやらシートやらを用意して…。
嬌声を上げて海に走るあの子達の姿を僕は正視することはできない。
正視したら目がつぶれてしまうだろう。海と太陽と……。でも、こんな天国
みたいなところなら、自分も小学生に戻ってもいっか!とか勝手に思っちゃ
ったり。「わー、先生お腹出てるー」とか言われたりしながら、水かけあったり。
お腹叩かれちゃったり。わー、エンドレスサマー…。太陽ビカーーッッ……。
で、最後にみんなで鼻すすりながら正油ラーメンを食べたい。
「みんな、焼けたねぇ……」
一番焼けてるでしょ、と言いたそうなちなこ。ああ、この幸せがずっと続きますように……。
ちなこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
叫んだだけなんだけど、でも。
皆さん、爆音お疲れさまでした!
もうバンザイできただけで感無量!
□
…もう寝ても覚めてもBerryzのことばかり。久しぶりにキリンジの
「恋の祭典」を聴いて浮かんできたのもみやびちゃんの顔。そして
今の気分は「段ボールの宮殿」そのもの。ああ、ちなこや……。
ちなこの声(初期に「起立!礼!着席」で流れてたジングル)を聴い
てると、気分はもう小学生。まだ何も知らなかった頃の、胸の痛み
をどうしようもなく扱いかねていたあの頃のように、僕はただ途方
に暮れてしまう。ちなこ、ちなこ…。
舌を噛んで、血が出た。
ほんの少しの血だったが、僕は泣きそうになった。マーサに手当て
して欲しいと思った。でも、マーサはここには居ない。でも、血は流
れ続けている……。マーサ、マーサ……。
目がかすむ。
「元気が自慢のちなこです!」って声を僕は忘れることができない。
見学してるちなこを見た時、切なくなった。ちなこの苛立ちを想像
する時、もっと切なくなった。
2月、あのキッズFCツアーの時、ちなこと僕は手を握り違えてお互い
に混乱してしまった。でも、ちなこは僕を気づかって握り返そうとして
くれた。流されて、結局それはうまくいかなかったけど、小さくて温か
い手の感触と、ちょっと困ったような、でも善意、親しみそのものの
ちなこの笑顔は僕の記憶にちゃんと残っている。
ハロショで流れているビデオレターでは、ちなこはチャームポイントを
聞かれて照れながら「目だと思います…」みたいなことを言っていた。
メンバーの中で、ちなこが一番照れていた。この子がずっと今のまま
の笑顔でいられれば、僕はずっと幸せかも知れない。