何も言うまいとは思うけど、友人のDさんが言っている、
「萌繁久弥」状態に一歩近づいたような気がする。
最低なことに、僕は昨日「そのような」ビデオを見なが
ら、ふと彼女の面影を思い出したりしていた。起きたら、
チャットにその話題が出ていた…。何も言うことは無い
んだけど、こうして愚にも付かないことを書いているの
はなぜだろう…。
なんだかあの頃が10年前みたいに思える。
紗耶香はまだ現れなかった。
僕は慣れない喫茶店のテーブルで、昨日の紗耶香の態度を考えた。
□
僕は、紗耶香のことを好きだと言った。
紗耶香は僕と目を合わせなかった。それは照れているようにも見えたし、
その後紗耶香の口から出た言葉は、僕が予想していたよりかはいくぶん
ポジティブな響きを含んでいた。
そして、その時目を伏せた紗耶香は何より美しかった。
僕はその場でまた恋に落ちてしまった。その場には僕と紗耶香の二人しか
居なかった。風は生温かく、それは僕らの皮膚感覚を妙にリアルにさせた。
もう少し近づけば、僕が紗耶香に触れるのが分かった。
でも、僕らは触れなかった。そして夜がやって来て、僕らは別れた。
□
その時の感覚は、まだ僕の身の周りに在った。
この恋の感覚が一方的なもので、単なる勘違いであるとのいつもの考えは、
身体の中には少しも無かった。店内に流れる音楽は、ひたすら甘かった。
普段神経を苛つかせるだけの待ち合わせという時間が、愛おしかった。
僕はいっその事、紗耶香がここにやって来ないでも幸せで居られるような
気がした。昨日の僕と紗耶香のことを、思い出してさえいられれば…。
そして、紗耶香は現れる事は無かった。
気づくと僕は、違う世界に居た。
甘い恋の感覚と、喪失感が半々に身体の中にあった。
あのまま、あの世界に居たら僕は紗耶香に会えたんだろうか。
そして、彼女とどういう会話をしたんだろうか。もう、僕はその世界には戻れない。
僕は喫茶店で流れていた甘い音楽を思い出した。
クラウヂア・テリスの"Um Momento Qualquer"だ。僕は、その曲を再生しながら
歌詞カードを開いた。そこには、オレンジ色の文字でこんな風に書かれていた。
□
私は自分の心の中の世界で生きているの
ずっと私にまとわりついてくる世界に
自分の幸せを探す道すがら、もっと自由な存在になるすべを探しつつ
私はこんな風に思うの
自分が存在するすべてのもの、私が望むすべてのもの、
あなたの微笑む姿から
遠く離れたところいるんじゃないかしら、と
□
半減期のように、夢の感覚は薄れていく。
そして、また、喪失感だけが残った。
性欲が抑えきれない。
昼間の作業中とか、たまに気が狂いそうになる。妄想しながら
その場に立ち尽くし、その妄想の中の男に嫉妬する。
家に帰り、それを解放してやれば、今度は無力感に襲われる。
喧嘩に負けた子供みたいに、枕を抱きながらその無力感に包まれて眠る。
起きてチャットして、コンビニ。酒を買いに行く。
みんなが話してたのは、このギャロップ臨時増刊のことだったのか…。買う。
娘。の雑誌とかグラビアとか、そういうのってフラフラと買ってしまうことが
多くて(一応迷うけど)、帰り道はとても微妙な心持ちになる。酒を飲みながら
見て紙面を汚したくは無いし(つまり、ぱらぱらとしか見ない)、多分この一日
が過ぎればその雑誌はあまり見なくなるだろうことは分かっている。
でも、買う。欲しいから。
立ち読みしている自分の顔がガラスに映ると、どうしようもなく凶悪で、嫌な
気分になる。店内の客に「あ〜あ〜、気持ち悪いね〜アイドルオタクは…」
とか、そんな風に思われているかと思うと、その場で銃を乱射したくなる。
「ばか、俺は近所で寝起きだからこんなんなんだ!普段はちょっとは違うんだぁぁぁぁ!」
でも前、こういう状況で好きな女の子と会って、声をかけられた時は死にたく
なった(そして、その後振られた)。
家に帰って酒を飲む。
テレビではしょっちゅう紗耶香のCMが流れて、それを見る度僕はなんとも言え
ない気分になる。友達から聞いた嫌な噂と相まって、本当に何も言えなくなる。
娘。迷走期に入ってから、やっぱり昔のことを思い出すことが多くなって、
その記憶はやはり10人〜9人時代が中心なのだけど、やっぱり紗耶香のことも
思い出す。こんな時だから、余計に思い出す。
僕が一番忘れられないのはやっぱり、その紗耶香の記憶だ。
紗耶香にまつわる記憶。
その頃は、毎日本当にキツい現場が続いていて(駒沢大学の近くの建築現場だった)、
僕は殆ど寝坊すると言うことはないのだけど、その現場に入ってからは、もうあまりに
疲れていて二度寝してしまい、毎日のように寝坊した。で、結局は駅に着いてから走ることになった。
その時、走り出す時、なぜかいつもアンソニー&インペリアルズの"Trick or Treat"と
言う曲がウォークマンから流れた。疲れて曲飛ばしを全くしなくなっていたからだ。
駅から走る段になって、その曲が流れ出すと、何故か「今日も頑張ろう」と言う気に
なった(テディ・ランダッツォの大ポップ名曲!!)。
そして、紗耶香の顔が頭に浮かんだ。そして、その、自分が走る先には紗耶香が待って
いるのでは無いか、と言うとても強い錯覚が僕を包んだ。今更だから正直に言うと、
その時それは僕にとって錯覚なんかでは全然無くて、本当にその先に紗耶香が居ると思って走っていた。
ひたすらハッピーなベースラインの向こうに、
テディ・ランダッツォのポップ・マジックの向こうには紗耶香が居た。
紗耶香の笑顔がひたすら眩しかった。
その頃、僕は今と同じように無軌道な日々を送っていたけれど、その先には何か幸せな
未来が待っているような気がしていた。紗耶香は、その頃の娘。は、僕にさえ、そう
信じさせる何かを持っていた。いや、今の娘。が駄目だと言うのでは無く。正確に言う
なら、強烈過ぎる個々の光が、そして増え過ぎた光の数がつんくを惑わせた。
やはり、最終的には、結局は、事務所が………。
二日連続になるけど、やっぱ娘。ミラクル・ポップスしか打開策はないよ!!
分裂がその打開策になるのなら……。
久々に超弩級の悪夢を見た。
自分が幻覚や幻聴に苦しみながら絶叫しまくり、発狂しかかって
いる夢。僕は断末魔を上げて目を覚ましたのだが、なんだか頭の
奥がしびれて、しばらく夢と現実の区別が本当につかなかった。
そのしびれた感覚のまま僕はまた眠りに落ちていったが、今度は
所謂「追われる夢」を見た。逃げても逃げても捕まって…の繰り
返し。恐怖と絶望の繰り返し。もちろん味方なんて誰も居なくて
周りの全てが敵。最後は何故かワタナベくんとつださんに捕まっ
て、ゲームセンターの筐体に投げつけられ、その筐体の中に吸い
込まれて「うわぁーーーーっっっ!!!」と言うところで目が覚めた。
そんな悪夢という悪夢のオンパレード。
最後の方はもう慣れてしまって、自分でも無意識に悪夢を楽しも
うとしていたような気がする。なにしろ最初の悪夢が一番怖かっ
たから。二番目も相当怖くて…ってあ、これはもしかして俺の悪
夢ランキングだったのか…。そうかそういう訳か。
最後の希望と言うべきかなんというか、途中で水着の紗耶香と話
している夢を見た。何を話したかは良く覚えていないけど(「うた
かくんは圭ちゃんが好きなんじゃなかったの?」というフレーズ
だけ覚えている)、確か僕らは会話が終わる頃には友達になっていた。
ああ…俺は紗耶香と友達になれたんだ…。
良かった……。本当に良かった……。
でも、紗耶香は居なくなった。
僕は友達になってくれた紗耶香を探した。
街には僕以外の誰も居なかった。そこは僕の地元だった。
僕は、誰も居ない街を、紗耶香を求めて彷徨い続けた…って結局は悪夢。
なにか空っぽな気分。
なにも欲しくないし、なにもしたくない。
妄想も弱まり、なんだか娘。達が赤の他人の様に思える。いや、実際赤の他人だけど・・・。
なにか、妙によそよそしい気分だ。娘。達に会えるとしても、今は僕は会わないだろう・・・・
等と書いていたら紗耶香の自分電視台が始まりやがった。この間のソニンのエロっぷりはすご
かったなこりゃあ見逃すわけにはいかんぜ!!エロシーン・・・エロシーン・・・エロシーン
・・・エロシーン・・エロシーン・・・・。
紗耶香ぁ〜〜〜やっぱ可愛いなぁ〜〜〜〜。ああ・・・ああ・・・紗耶香ぁ。さやりん。さやりむ。
むふぅぅぅううううう。おいおい可愛いぞほんとに残り時間9分20秒。ぬいぐるみのごまちゃんと
一緒に寝てるんだってうひょおおおぉ〜〜〜〜可愛い可愛い。俺ならいつでも一緒に寝てあげるのにな。
いつでも!いつでもどこでも!ウィラポン邪魔だっつうの。・・・・しかし紗耶香はやっぱり可愛いなあ。
ああ昔は大好きだったのに・・・いや、今また可愛いと思い始めてしまったり・・・でもそんなのなんか
節操がない感じがしてイヤだよな・・・ああ・・ああ・・・でももう紗耶香に俺の帰る場所は無いんだ・
・・。楽しそうだなあ。楽しそうだなあ。飲んでんのかな。飲めるのかな紗耶香。でも話合わなそうだな
〜〜〜、あ、もう放送が終わる。結局エロは無かった。ふ〜・・・・・。
でも、この12分ほどで自分に活力が注ぎ込まれたような気がする。
作業に戻ろう。作業が終わったら紗耶香と飲めると妄想しよう。
頑張ろう・・・。
□

全く、狂ったような日々だ。
昨日は紗耶香の握手会整理券配布をつださんからの電話で知り、銀座へダッシュ。
場所が分からないもんだから、地図見ながら走り回ってもう汗だくだく。
30分後くらいになんとか着いて、整理番号100番を手に入れる。
その後、師匠やコイタくんや全力投球さんと合流。飲みに行くことになる。
「天狗」を探して歩く。安いから。言うまでもなく僕らは貧乏人だ。
貧乏〜♪貧乏〜♪紗耶香の為ならエ〜ンヤコ〜ラ♪
そんな感じで適当に歩いていると、なんと、信じられないことにリトバルスキーが
ラオックスの買い物袋を両手に下げて前から歩いてきた。「あ、アワワワ・・・」
切りこみ隊長のコイタくんに続いて、みんなでめでたく握手。
ミーハー体質100%の僕はもう舞い上がり過ぎる位に舞い上がりまくる。
あまりに舞い上がりすぎて、家におざわさんを呼んじゃったりなんかして、朝まで
飲みまくり騒ぎまくり。いや、皆さん、酔っぱらってご迷惑おかけしました。
□
モーヲタには紗耶香アルバムでお馴染みの、シモンズの青木さんとお話が出来た。
僕はまたまた舞い上がり、飲みまくり、泥酔し、青木さんにモーニング娘。の素晴らしさ
について延々と語ってしまった。ジェントルな青木さんはそれでもちゃんと最後まで話を
聞いてくれた。調子に乗った俺は、よせばいいのに、カラオケで一人ピ〜スまで披露。
・・いや、ほんとご迷惑おかけしました。
□
偽ちゃむに代打幹事を頼んで開催した「マターリしたいX'mas」。
クラッカーや、プレゼントや、PPPHでみんなが僕の誕生日を祝ってくれた。
そんなに暖かくみんなが祝ってくれる誕生日は初めてだったので、ちょっとマジで泣きそう
になる。ありがとう、みんな。ありがとう、モーニング娘・・・。
感激した俺はビールを飲みまくり、即泥酔。
NFさんにもらった田代まさしタンクトップを着用し、浮かれ、騒ぎ、踊り、叫び、歌いまくる。
四次会のカラオケ屋を出ると、店先の巨大モニタに「ザ☆ピ〜ス」のPVが。
朝の新宿にモーヲタ達の叫び声がこだまする。「Ho〜ほら行こうぜ!!」
店員が気を利かせてくれたのか、その後もモーPVが流れまくり、
僕らは店頭で狂ったように踊り続けた。
最高すぎる。モーヲタってほんと最高すぎる。31日のプッチ爆が本当に楽しみだ。
□

生神様と握手してきた。
手が触れた途端に、体温が上がった。背筋に微弱な電流が流れたような気がした。
「市井さん、愛してます!!」と言った。
市井さんは、微笑みながら「はい」と言った。
これは現実なのだろうか。それとも夢なのだろうか。
僕の身体の周りには非現実的な空気があり、でも僕の手のひらには紗耶香の温もりが
まだ残っていて、その温もりは間違いなく現実で、ヲタ達はみんな最高の笑顔で僕の
前を通り過ぎていって。くぼうちさんは泣いていて、鯰達は相変わらず大騒ぎしていて。
僕はランドマークタワーの下でそんな風に、いつまでもいつまでも混乱していた。
□
その後、新宿で飲み。「市井に乾杯ぁ〜〜〜イ」
一杯目のビールを飲み干すと、すぐ様屈強の市井ヲタ達に囲まれた。
ヤバい、目がマジだ。あわわわ・・・・。
「おい貴様!お前紗耶香に「愛してる」なんて言ったそうだが、お前が本当に好きなのは加護
ちゃんだろ。紗耶香に嘘つきやがって許せねえ。・・そもそも紗耶香で抜いてること自体許せ
ねえ。お前なんかが紗耶香の手を握るのが許せねえ。それはそうとお前握手の前にちゃんと
手ェ洗ったんだろうな、ええ!?なんとか言わねえかこのヌッキモニ野郎!!」
「いや、紗耶香を愛してるのは本当ですよ!・・・いや・・でも・・・正確に言うなら・・・
・・愛して・・・いた」
「愛していただァ!?この野郎!!」
コイタくんと鶴岡さんに後ろから取り押さえられ、くぼうちさんが手刀を僕の首に振り下ろす。
モンゴリアン・チョップだ。僕は血を吐く。「ぐはあ!!」
・・薄れゆく意識の中で、朝から晩まで紗耶香のことを考えていた頃を思い出す。
あの頃僕が紗耶香を愛していたと言うのならば、今僕は紗耶香を愛していないのかも知れない。
僕は加護ちゃんを愛しているのかも知れない。よっすぃーを愛しているのかも知れない。
そもそも愛ってなんだ。愛をいくつも持ってはいけないのか。オナニーするのは愛ではないのか。
・・・・加護ちゃん、恋愛って、なあに?(ガクッ)
□
飲みの後、三宿Web「申し訳ないと・秋MOONLIGHT涙色」に向かう。
結論から言うと、最高〜〜〜〜〜!!のイベントだった。特に宇多丸さんのプレイはほんっっと
良かった。「王子様と雪の夜」から山達「クリスマス・イブ」につなげるセンチメンタリズム・・。
ほんと聴いてて泣きそうになった。
「This is 運命」メロンだんじり、ミスムン、I wish、トロピカ〜ル・・・終了間際のモー娘。
ラッシュで完全にレッドゾーンへ。裸になって半狂乱で踊りまくる。非モーヲタの兄ちゃん
姉ちゃん達もめちゃくちゃ楽しそう。やっぱ最高だ!!最高すぎるぜモーニング娘。!!
□
調子に乗ってあまりに踊りすぎたため、駅の階段もろくに降りれないような状態に陥る。
本当に足が折れているんじゃないか、と思ったのだが、帰って寝て、起きたら治っていた。
良かった。
それにしても本当に楽しい一日だった。紗耶香、ありがとう。モー友、ありがとう。
モーニング娘。 ありがとう。ぐすっ。

久しぶりに紗耶香のことを考えていたら。
キリンジ「乳房の勾配」を聴きながら紗耶香のことを考えていたら。復帰。
本人は「虫の知らせ」とか運命的なつながりを感じるも、周囲は否定。
でも、ヲタなんてそんなもんだよな。みんなそれぞれの想いがあって。
外れやすそな、蝶番のようだ僕らは。ああ。
毎日紗耶香のことを考え、酒を浴びるように飲んでいた時期を思い出す。
あの頃、恥ずかしいけど自分は将来本当に紗耶香に会えるんじゃないか、
とか思っていた。友達の家からの帰り道、飲み会からの帰り道、いつも
そんなことを考えていた。
今から考えると恥ずかしいけど、そうやって紗耶香と会えることを考える
のは、本当に素敵なことだった。月は明るく僕を照らし、それは僕を未来
へと導く光のように見えた。僕は何の根拠も無く紗耶香と会えることを
信じていたし、そう信じる限り世界は明るく輝いていた。
□
脱退の時も悪い夢のようだったけど、今回も夢みたいだ。紗耶香がフォーク
を歌うなんて想像も出来ない。URC再発シリーズとかやってくれるのか、それ
ともベタベタなのか。はっきり言って怖い。
みんな、自分の中の紗耶香が大きくなりすぎてしまっている。
少なくとも僕はそうだ。とりあえず今は酒を飲むしかない。紗耶香。
□
さっきまでキムタクを糾弾し「加護ちゃんと結婚するんだ」宣言をしながら、
今はもう紗耶香のことばっか考えてる自分に乾杯!こんな私を、まるごと愛して。

かっ、かっ、加護ちゃあああ〜〜〜んッッ!!
いや、意味なく叫んでみただけ。
今、友達の研究室からこれを書いています。
旧掲示板に投稿して 、それを家に帰ってコピペしようという腹です。
今日は、ごっちんの誕生会でした。
みんな、夜空に向かって乾杯し、ごっちんの誕生日を祝いました。
野外の巨大スクリーンに映る娘。達はとても美しくて、僕はごっ
ちんの誕生日だと言うのに紗耶香に萌えてしまいました。
せっかく紗耶香のことを 忘れかけていたというのに・・・くそ。
紗耶香はやっぱり神がかっていました。
今のあややにそれに近いものを感じたこともありましたが、
やっぱりあの時の紗耶香に叶うものはありません。自分の中では。
今はよっすぃーと加護ちゃんに「萌え」が固定されつつあるけれど、
あの頃の紗耶香のように、自分の全てを投げ出して萌えることはで
きなくなったように思います。・・あくまで自分の中の話だけど。
飲んでいるとき、ミキサカさんが夜空を見上げながら
「ああ、娘。達も同じ空をどこかで見ているのかなぁ・・」と言いました。
僕も良く同じ事を考えるのだけど、今日は紗耶香のことを思い出していた
ので余計にセンチメンタル(南…)な気分になりました。
「ちょこLOVE」が流れ出すと、みんなは「あ、わん、あ、つー、あ、わん、
つー、わんつーすりーごーぉぉぃ」とスクリーンに向かって駆けだしていき
ました。「やっぱ「ちょこLOVE」はこうでなけりゃ」と思いました。紗耶香
が抜けて以来コンサートで「ちょこLOVE」がかかると、乗ろうとはするので
すが、どうしても乗り切れないでいます。
ああ、ダメだダメだもっと前向きに生きなければ。
・・ごっちん、誕生日なのにこんなこと書いてゴメンよ。
□
ところで、紗耶香9月復帰説って一体何だったんでしょうか?
最近、スカ、レゲエばっかり聴いている。
なんか、聴いてると慰められる。なんか、すごく大きな力に
慰められているような。ラスタファリズムとか良く知らない
けど、これが、この感覚がもしかしてそうなの?ねえ紗耶香?
全然違う?そう?・・・・・・
いつものように川岸を自転車で飛ばす。
カルロス・マルコムの「Run for cover」を聴きながら。
くさくて汚い川だけど、朝陽に照らされた姿はなぜか美しい。
仕事場のラジオからは「サマーヌード」が毎日流れて、もう
夏なんだなぁ、って思う。走る車の窓に広げはためくTシャツよ。
倉庫内は本当に暑くて、ヘトヘトになって帰る。
朝と同じ川沿いの道を、朝と同じ曲を聴きながら通る。
僕はビールが欲しい。
一瞬気持ちいい風が吹いて、なぜか急に紗耶香のことを思い出す。
あの愛しい笑顔はいつまで経っても変わらない。
あれからもう一年が過ぎ、どこかでは復帰の話が。
半信半疑の僕は、ただ彼女の笑顔を思い出すことしか出来ない。
それは嬉しいことだけど、でも。
□
紗耶香と僕は、この川で待ち合わせる。
大きなラジカセと、何本かのビールを用意して、
防波堤の上にそれらを並べる。
仲のいい友達も後からやってくる。
僕らはその防波堤に腰掛けて友達を待つ。
ビールの蓋を開けて、川を眺める。
紗耶香と、仕事とか、色々な話をする。
彼女の横顔はとても大人びて見える。
僕は彼女が好きなのだけれど、それが言えない。
やがて友達がやってくる。
月は白く僕らを照らし、僕らは笑う。
音楽が始まり、僕らは踊り出す。
夜風と月は僕らに親密で、誰もがこの時間がずっと続けばいい
と思っている。バカ話と笑い声。スカ。レゲエ。
僕らはでたらめなステップをいつまでも地面に供給し続ける。
踊り続ける僕らの影は、まるで独立した生きもののように見える。
ビールを買い出しに行った僕は、遠くからその影を見る。
僕は少し立ち止まりそれを眺める。
僕はなにかを諦める。
僕はその「なにか」を言葉にしてみようとする。
やがて僕はそれも諦める。
僕は輪の中に戻る。
月と紗耶香を僕は見る。
僕らは踊り続ける。いつまでも、いつまでも踊り続ける。
□
本日の稼ぎ:7650円+交通費900円
本日の昼飯:のり弁200円
合計の稼ぎ:8350円
バイト終了まで後24日。ハロプロまで後29日。
起きたら夜の7時だった。・・・やれやれ。
僕は車に乗っている。運転手と助手席には僕の知らない人が、
後部座席には僕とSくんと紗耶香が。僕らは友達で、仲良く話している。
僕は紗耶香をモノにしたくて、もう考えつく限りの言葉を尽くす。
でも紗耶香は、ひらりひらりと、華麗にそれをかわす。あの素敵な微笑を浮かべながら。
どうやら紗耶香はSくんが好きなようだ。二人の視線と会話を見ていると、嫌でもそれがわかる。
僕はゆっくりと、絶望の沼に沈んでいく。
車から降りると、Sくんが僕の方に寄ってくる。Sくんは小さい銀の包み紙を僕に渡す。
「それ、紗耶香が噛んでたガムだよ」
僕は一瞬その意味がよく分からなかったが、なにしろ絶望していたので包み紙を開いてガムを頬張る。
2〜3枚一緒に噛んだと思われるガムは味がまだ少し残っている。Sくんは僕に同情しているのだろうか。
その情けなさを僕はガムと共に噛みしめた。
僕はそのガムを噛みながら、紗耶香と並んで歩く。紗耶香はまた新しいガムを噛んでいる。
僕は核ミサイルに投石機で対抗するような気持ちで、紗耶香を口説き続けた。
知らない間に、僕が少年時代を過ごした街に来ていた。信号を渡り、交差点の肉屋の前を通り過ぎると僕は言った。
「市井ちゃん。市井ちゃんのことが俺、好きなんだよ」「・・・・たら・・・てよ・・」
彼女の言葉が聴き取れなかった。それは車の騒音のせいなのか、何なのか僕にはよく分からなかった。
しかし彼女はいつものあの素敵な微笑を浮かべていた。幾分それは、僕を傷つけないようにするためのものにも見えた。
僕らはそのまま歩いた。
「・・・じゃあ、車でみんなどこかに連れて行ってよ」紗耶香は言った。
「俺、免許ねえんだよなぁ・・・」僕は言った。「リヤカーでもいい?」つまらねえ冗談。
はぁ・・・・なんで紗耶香が出てくる夢はいつもこんなのばっかりなんだ?
□
紗耶香は今何をしているのだろう。ろくでもない男に騙されてはいないだろうか。
紗耶香には「トロピカリア」のジャケみたいな民族衣装が似合いそうなのに。
あのヒップな空気をたっぷりと吸い込んだ紗耶香が見たいのに。
・・しかし大の男が紗耶香紗耶香と連呼するのが段々と恥ずかしくなってきた。なにか新しい呼称は無いものだろうか。
月曜の夜はいつも憂鬱だ。
何が憂鬱かってテレビ。この日ほどつまんないのは無いと思う。
頼みの綱はNHK夜7:30の「クローズアップ現代」。
これ位だよ。飯食って安心して見てられんのは。
この後の8時からは魔の時間帯が始まるんだよな。
飯食いながらうるさい番組見るのが死ぬほど嫌いなんで「ヘイ×3」とか
クイズ番組はパス。「水戸黄門」も見る気が起きない。「まる見え」は面白い
んだけど食事中見るにはエグいネタが多すぎる。安心して見れない。
同じような理由でNHKの「地球・ふしぎ大自然」もパス。
となると後はBSしか無いわけで。
サッカーとかやってくれてるとすごい助かるんだけど。
で、この時間帯で一番嫌いな番組はと言うと。「名探偵コナン」。
もう、あの絵柄から設定から声から主題歌まで、全部嫌い。なんだか知らないけど、
吐き気がしちゃう位嫌い。よくもまあこんなつまんないアニメにガキ共群がるよな。
子供の頃、ミステリーみたいなのが好きで小説とか漫画とか割に読んでたクチ
なんだけど、あの頃に感じたスリルとか、おどろおどろしさが全く感じられない。
どうもそれが勘に触るのかもしんない。ていうか、昔サンデー買ってた時は
「ふーん、つまんねー漫画だなー」とか読み飛ばしてた位の気持ちだったんだけど、
売れ出してきてから本当に腹がたってしょうがなくなった。
ガキがターゲットの漫画だからこそムカつくのかも知れない。
「おい!!こんな偽物に騙されんなよ!!世の中にはもっと面白いのが一杯あるんだよ!!」
って感じで。高校の時「金田一」が流行った時も僕はクラスの片隅で「そのトリック
どっかで見たって」とか一人で呟いていたっけか・・・・。
まあそんな話はどうでもいいんですけど。
最近娘。とも音楽とも関係無い話が増えてきたなぁ、と思って。
今もフォークのコンピ聴きながら娘。のビデオ見てるんですけどね。
あ、千葉コンビだ。・・・最高のツートップだ・・・。
この紗耶香の髪型から見るに「真夏〜」の頃か・・・・。
■
思い出して見れば、あの頃から紗耶香の弾けっぷりが加速していったわけで。
その弾けっぷりを見て僕は「あちゃー、さやりん、パンチラは嬉しいけどそんなに
頑張らなくてもいいよ。僕だけのさやりんでいてくれれば・・・」などと思っていた。
だけど彼女は頑張るのをやめなかった。
そして「ふるさと」「LOVEマ」「ちょこLOVE」を経て、彼女の脳内ホルモン
エストロゲンの分泌はピークに達した。
彼女はもはや生きた伝説、いや、神話だった。
スティービー・ワンダーの三部作の時のような「神がかり」が彼女にはあった。
僕はいつの間にか彼女に追い抜かれてしまった。
千葉コンビで「乙女の心理学」を歌っていた彼女はどこかに行ってしまい、
その頃僕が彼女に抱いていた想いも、どこかに消えてしまった。
僕はどこか、彼女を妹みたいな目で見ている所があったのだ。
僕は彼女に追いつこうと歩を速めたが、彼女のスピードは早すぎた。
あっという間に彼女は見えなくなってしまった。
ある日の朝、テレビから「モーニング娘。の市井紗耶香さんが脱退・・」という
非現実的なニュースが聞こえた。
彼女は一周遅れの僕に、もう追いついてしまったのだ。
そしてまだどこかに向かって走り続けようとしている。
僕は彼女の後ろ姿を、スロー・モーションで見送った。
・・彼女は今、どこら辺を走っているのだろう。