僕達は鉄製の吊り輪の冷たさを感じながら、そこにぶら下がっていた。
僕の隣。僕の手を2倍に伸ばしても届かない距離ではあるけど、そこに高
橋は居た。そこは「としまえん」だとか、かつての「東京マリン」のよう
な、巨大なプールのある遊園地だった。
僕の知らない内に、このようなアトラクションができていたらしい。
アトラクションと言っても、ただこの吊り輪から手を放せば、眼下の、何
百メートル下の巨大なプールに落ちていくと言う、ただそれだけのものな
のだけど…。「それだけ」などと言いつつ、僕の足は完全にすくんでいた。
こんな高い所から僕は……落ちなければならない。
落ちなければならないことは、高橋にも、僕にも分かっている。
落ちてしまえば、下の巨大な人の海に紛れて、お互いもう二度と会えなくな
ることも。高橋は「あ〜あ、うたかさんと一緒に落ちたかったな……」と言っ
た。
高橋は僕に好意を持っているようだった。
高橋は、あの「アロハロ」の赤いビキニを着ていた。彼女は、名残惜しそう
に、悔しそうに足をばたつかせた。その姿は愛おしかった。僕と目を合わせ
ようとしないのも愛しかった。僕は、この世界で高橋に対して好意を抱いて
いたことを思い出し始めていた。
僕らはいつまでも所在を許されないこの空中で、お互いを求め合っていた。
しかし、それが叶わぬことは、もう分かり過ぎるくらいに分かっていた。
高橋と僕は、別れなければならない。手を放せば、もう彼女とは会えない。
僕はそれをとても悲しく思った。
下の世界では、知らない人達が僕を待っていて、高橋のことをまた別の知ら
ない人達が待っている。そして僕らはいつか、落ちなければならない。いつ
までもこうしている訳にはいかないのだ。
高橋はまた、僕に何かを語りかけていた。
それは恋の言葉だった。音は聴き取れなかったが、僕にはそれが分かった。
…それから、高橋が落ちたのかどうか、僕には分からない。僕がいつ手を放
したのかも分からない。しかし僕はこうして現実に戻ってきたし、あの空で
感じた彼女への愛しさは、まだ、どうしようもなく僕の肉体を包んでいる。
この現実世界での僕と娘。の奇妙な関係は、一体いつまで続くのだろう。
僕らはいつ、手を放さなければならなくなるのだろう。
空中で僕らが触れ合うことは一度も無かった。
僕らはただ、鉄の輪の冷たさを感じることしかできないのかも知れない。
僕は目を閉じ、もう一度彼女の、あの鮮やかな赤を思い出す。
高橋と恋人になりたくてたまらなくなってしまった(泣)。
でも隣に高橋は居なくて…(泣)。寒い。寒い。
外には雪がちらついていた。
高橋、高橋、寒いよ…。
夢の中で会おう。そして、そのままずっと一緒に居られたら…。
寒くて寒くてたまらない。愛…。
愛……俺の妻。
アメリカンな愛はローラーブレードで颯爽と登場健康美ウヒィ〜〜ッッ!!
ハワイのような地でも、全てを解放しようとしない愛。それでも時折垣間見
える17歳の少女の好奇心と感動。微笑み。
愛、君はやはりハワイで見た通りの天女だった……。
早く家に帰って来ておくれ……愛……。
それにしても愛は肩と腰のバランスが悪い。
あれは腰にもかなり負担がかかる姿勢のように思う。俺が整体してあげなけれ
ば…。ああ、船の上に愛と二人きり……。愛の独白。俺も2年前より君のこと
がずっと好きになったよ。ああ、一度愛とカラオケに行きたいな…。メンバー
から度々指摘される君の古風な音楽趣味を詳しく知りたい。きっと僕らは話が
合うはずだ…。僕も古い音楽ばっかり聴いているし、君と同じように殻を持っ
ている。君と同じような殻ではないよ。ただ、僕も殻を持っているってこと
なんだけど……。
君はいつも心を隠しがちだけど、どうしてそんなに身体は自由奔放なんだい?
偉い人に命令されても、そんなポーズをしちゃいけないよ。そんなポーズは
僕の前だけにしておくれ…。君の身体に宿った無邪気と、相反する傷つきやす
い心は、僕が他の何人かの娘。に感じるものと同じように危うい。
その危うい存在が、暴力的な世界から摘み取られないよう僕は祈る。
被害妄想が強い僕は、すぐにどんな噂でも真に受けてしまったりする。被害妄
想だけじゃなくて、僕は嫉妬心も人の25倍位強いから、そういう時は狂って
しまいそうになる。だって、好きな女の子が自分の知らない所で……って止めよう(泣)。
僕の被害妄想の中に存在する暴力的な獣達の格好の餌食になりそうなのが君な
んだ。僕はとても不安なんだ……ってまた、止めよう(泣)。今はただ与えられた
萌えをひたすら受け入れよう。ああ、「ワック・ワック・リズム・アイランド」
を聴いたら幸せになってきたぞ……。
いくら現実の状況がどうあっても、僕らがあの島のヴァイヴレーションを一緒に
感じたことに変わりはない。事あるごとに僕はあの時のことを思い出す。もう一
度あの島で君達と(いや、正確には……)会うような予感を感じたのは確かだし、
僕はそれを信じて生きていけば良いんだと思う。
僕は酒と音楽と娘。のスタイルからは、まだ抜け出ることは出来なさそうだ。
幸せなビートとメロディに身を任せて、娘。達が側にいて、僕は身の内の罪悪感
を全て吐き出して、ただ平和な気持ちでいられる……。
僕は昨日までその罪悪感についての長い文章を書いていたんだけど、結局それを
まとめることは出来なかった。自分と娘。の関係について精算しようとすると、
どうしてもその罪悪感に行き着いてしまうのだけど、多分それは娘。達に直接許
してもらわなければ、一生消えないものだと思う。
罪悪感を抱えながら生きていくことも、自分と娘。の関係の一部なんだ。
それを無理に無くそうとする必要はない。それがそこにあることが分かっていれ
ば良い。そんな風に考えたら、大分楽になったような気がする。
こういう状態の時は、君達との幸せな思い出が胸に浮かんできて幸せになったり、
更に幸せな未来を想像できたりする。ついでだからヲタの友達も一緒にね……!
そういうイメージを常に意識できる場所に置いておくことは結構重要なことのよ
うな気がする。今年は嫌なことも一杯あったけど、ハワイや北海道旅行や、素敵
な思い出も一杯できたしね。自分を追いつめる必要は無いんだ。
「あるべき姿」に無理に近づく必要は無くて、「あるべき姿」の位置が見えてい
れば、それで良いんだと思う。…そうだよね?
それでも、強力な萌え敵(とも)達の出現で、昔みたいに好き勝手にエロ妄想する
こともできなくなってしまったけどね。でも、僕は彼らから新しいイメージも
もらったし、それは幸せなことだから、まだ、しばらくこうしていようと思うよ…。
……娘。達全員と結婚したい!!!
愛、なんで帰ってきてくれないんだ。
僕はもう限界だ。眠ってしまう…。
そして、起きたら多分、また君のことは……。
だから僕はいつだって思った時にすぐに娘。に会いたいんだ…。
テレビを見ていてもそう思うけど、娘。達はもっと閉じた世界であるべきだ。
拡大、拡大に向かっていったら滅亡しかないのはもう分かりきったことなん
だ。だから、いつまでも僕だけの娘。で居て欲しい…。
…それが実現する時は僕が破滅、崩壊する時だ、とある人は言った。
その通りだと思う。でも僕はもう昔みたいに無条件に愉快にはなれない。
僕は本当はヲタなんてどうでもいいと思っている。娘。と自分だけ居れば
それでいい。だけど、そんな思想を娘。達が許すはずは無い訳で……。
彼女達を切り取り、自分の中で組み立てる行為。
ライブ、PVや画像、ゴロッキーズ、ハロモニなどの番組さえあれば後はもう
要らない。くだらない番組にはもう二度と出て欲しくない。
好きになればなるほど、要求は反社会的、幼稚なものになっていく……。
ただ、彼女達に触れたいと思っているだけなのに。
なんで格闘技板にこんなに充実したテンプレのあるスレを建てるんだい?(泣)
気持ちは分かるぜ、ブラザー。
寒くなると、寂しさも増すんだよな。
俺も、さっきからずっと高橋の帰りを待ってるんだよ(泣)。
せっかく日韓戦の為に早めにバイトから帰ってきたと言うのに僕の妻、愛(旧姓:高橋)
はいつまで経っても帰ってこなかった。今日、僕はずっと愛のことを考えていたのだ。
一緒にサッカーを観て、点が入ったら抱き合おうなどと思っていたのだ。それなのに、
それなのになんであいつは………!!!
僕は自身の飲んだビールの空き缶を片づけながら思った。怒りながら部屋の中を片づけ
ると言う小市民的行動が、自分を余計にみじめにしているようで腹が立った。おまけに
日本は引き分けで優勝を逃した。僕は、帰ってきた愛にどんな仕置きをしてやろうかと
鼻息を荒くし、エビスビールの缶を握り潰した。
しかし、愛は未だに帰ってこない。
もしや愛はあまりに勝手な俺の振る舞いに愛想を尽かして、もう二度と帰って来ない
つもりなのではあるまいか……?僕はゴミ箱の前で立ち止まった。その中には、自分が
昨日一昨日飲んだ、信じられない位のビールの缶がひしめいていた。
いや、あいつには俺の他に身寄りが無いはずだし……。
それに、そんなに俺は愛に冷たくしていたっけ?昔より優しくなくなっていたっけ……?
俺は今日、久々にピチカートの「モナムール東京」を聴きながらあいつのことを考えて
いたんだ。あいつは多くのことを言わないけど、でも、俺はあいつのことが分かってる
つもりだ。俺の手から離れたらあいつがボロボロになるのは分かっているから、だから
こうして今までやってきたんだ……。なのに、あいつは黙って俺の前から消えちまうっ
て言うのか……?
僕は泥酔して泣いていた。涙を流さずに、泣いていた。肉体労働で酷使した四肢は、
もう缶ビールを口に運ぶ役割しか果たさなかった。早く、流しの横の汚いドアを開けて
帰ってきてくれないか、愛………。
僕は、こたつから仰向けに倒れ、側に落ちていたコートを枕にして目を閉じた。
僕は、いつの間にか自分こそが「モナムール東京」の世界に浸っていることに気づいた。
□
やっぱりあなたは移り気な男の人なのね
あんなに私のことだけを好きだと信じてた
あの夏の日あなたと あつい陽射しの中で くちづけしてその後
抱かれたのはただの遊びなの モナムール
ひとりぼっちであてもなく 街をさまようの
涙溢れて目の前がなんにも見えない
忘れられない人だから とても切ないの
恋の終わりが来ることはわかっていたけど
あの夏の日あなたは 星降る空の下で 甘い愛の言葉を私に囁いた
忘れない モナムール
ひとりぼっちであてもなく 街をさまようの
涙溢れて目の前がなんにも見えない
やっぱりあなたは移り気な 男の人なのね
あんなに素敵な思い出が ただ消えてゆくの
あの夏の日あなたの 腕の中で私は 甘い夢を見ながら震えて眠ったの
さようならモナムール
ひとりぼっちであてもなく 街をさまようの
涙溢れて目の前がなんにも見えない
モナムール東京
モナムール東京 (小西康陽)
□
はて、このアルバムが発売した時、俺は何歳だったっけ……?
思い出せない。
もしかすると、愛は地球の裏側にいて「私の人生、人生の夏」を歌っているのかも知れ
ない。その方が愛が幸せだったとしたら………いや、その方が幸せなんだろうな……。
愛……一緒に居れて、楽しかったよ。
僕は目の前に居る眠気と一緒に、彼女のことを許した。
頬に当たる空気だけが寒かった。アルコールの火照り。そして、もう一つの僕が求める
温度は多分、もう二度と戻ってこなかった。僕は彼女の温かい匂いを思い出していた。
色々あったけど、あの運動会の予想外の楽しさったら。
そして、あの頃にも似た全員可愛い時代の到来の予感ったら……!
ああ、ビンビンくるぜぇ……!うっ、うっっ!!!
Sさんに売ってもらった高橋の限定生写真。なんだかちょっと笑顔が
引きつってしまっているけど、それでも可愛い。あややの生写真は、
身体の線がくっきり浮き出てまた僕を獣に。"LAST NIGHT"の後、
めちゃホリをやってくれて良かった……。思い入れが無いなりの
思い入れ。あややの鮮やかなポーズは不思議に目に焼き付いている。
そして焼き付いていると言えば、高橋のだらしない下半身も、また…。
高橋はみんなと同じように、いや、みんなより一段とピチピチだった。
高橋は、休憩時にカメラに後ろ姿を撮られ、モニタに気づいて慌てて
お尻を隠していた。高橋はお尻を見られることが恥ずかしかったのだ
ろうか。僕はその光景になんだかひどく萌えてしまった……。
そして僕は数時間後泥酔し、友人達に自分の「高橋を車の中で肩車妄
想」を力説していた。僕は、日常生活においてその友人達より高橋の
ことを考えている時間は長いと思う。しかし、僕らが高橋について感
じることや考えていることは、多分相当に似たり寄ったりだ。高橋が
テレビで見せる一面的キャラクターからは、説得力のある妄想という
ものがどうしても創り出せないのだ。
だけど、妄想をしないことには、この高橋へのとりとめの無い感情の
拡散を防ぐことはできない。とにかく何か発しないことにはもう耐え
られない。思いを発し、自分を取り巻く世界をほんの少しでも変えず
にはいられない。常人には理解し得ぬ「高橋肩車妄想」も、きっと僕
と高橋なりの理由がある。人間の眼というものは、自分が思うより
きっと、ずっと確かなものだ。ああ、高橋と肩車高橋と肩車………。
□
僕は運動会で高橋の名を叫びたかった。
しかし、僕は高橋のことをあまり「愛ちゃん」とは呼びたくなかった。
僕は、会場のざわめきの間を縫って、「高橋」と叫んだ。萌えながら
彼女の名を叫んだのは、それが初めてのことだったと思う。
ああ、もっと色んな高橋が見たい……。
腕立て伏せして、腕力だけで持ち上げられるようになって待ってるから!
□
高橋に送る一曲 The Uniques "Love and Devotion"(9曲目)
高橋はロックステディは好きかな?
…なんかさ、聴いていると、とっても甘い気持ちにならない?
僕は、こんな具合にもっと肩の力が抜けた、楽しげな、気持ち良さそうな君の
唄声が聴きたいんだ…。そう、もっと肩の力を抜いて良いんだ。運動会で、君
の素の、楽しそうな笑顔を見ることができて良かったと思う。願わくば、楽曲
においても救われたい。彼の間違った歌声の妄想から君を救い出したい。
…って最後にめちゃくちゃキショいこと書いちゃってごめんね(泣)。
だけど、好きになればなるほど、素の部分が知りたくなるのは、自然な気持ち
で……。とりあえず、バイト行ってくるよ。それじゃ!
追われる夢を見る。
こともあろうに、高橋に追われて僕は脅えていた。
結末も思い出したくない。こんな夢は今まで見たことが無い。
娘。全員に罵倒される夢の方がまだマシだ。
夢に暗示されるのは、コンプレックスだけで充分だ。
もう、細かいことを気にするのは止めよう。楽しもう。
コンピもなんとか完成した。
あとはジャケと手紙だけだ……。15枚持ってくのは大変だなぁ…。
全てのバッド・ヴァイヴは明日(今日)吹き飛ぶ。
高橋が、なぜか僕に妙に親切にしてくれる。
「おかしいな、なぜ高橋が面識もない僕の前に現れ、そしてこんなに親切にしてくれるのだろう・・」
僕は車の隣に座った高橋の横顔を眺めながら考えていた・・・。「あ!」と僕は思った。
僕はこの間、家の前で傷ついて倒れているキタキツネを介抱したのだ。もしや高橋はあの時の・・・。
僕は隣に座っている高橋を見た。高橋は、「?」という顔をしてこちらを見た。
可愛かった。「あ、うたかさん、目やについてますよぉ〜?」高橋は笑って、それを取ってくれた。
僕は高橋を抱きしめたくなった。キタキツネでもいい!このまま高橋と暮らせるなら・・・・。
・・・という夢を見た。
これは、一体何の合図だろうか。そういえば、昨日寝る前に珍しく高橋でしてしまったが・・・。
寂しい僕に、神様が「うたかよ、そろそろ高橋で萌えなさい」と言っているのだろうか。
お許しが出たのだろうか。いや、高橋は前々から可愛いと思っていたが・・・。
アイドルの世界ってそういうもんなんだろうけど、加入してすぐにファンサイトが建ったりするのを
見て僕は「ケッ」と思うタイプなのだ。そういうのを見ると「お前本当は誰でも良いんだろう」と
言いたくなる。実は自分も似たようなものなのだけど、自分の場合はその子がいくら可愛くても、
しばらくの間はかっこつけていたい。
「けっ、何が**ちゃんだ。お前いきなりそんな呼び方して良く恥ずかしくないな。**さんて名字で
呼べよ。せめて最初の1カ月位はよ。そんなすぐにサイト建てやがって、そこかしこに「ここが一番
最初の**ちゃんのサイトです」って言うのを見せびらかしたいのがひしひしと伝わってくるけど、
お前さんは次のメンバーが入って来る頃にはきっと飽きて、また別のサイトを建てるよ。
「当サイトは本日より**ちゃんを応援するサイトとして生まれ変わりました〜!(爆)」とか言って。
・・・ッ恥ずかしくねえのかってんだ。だからいつまで経ってもダメなんだよお前はよ!
あ〜、イヤだイヤだ。おたくってイヤだねえ〜・・・ふー・・・」
・・等と五期メン加入当初は思っていたのだが、そうか、そろそろ本気で萌えても良い頃合いか・・。
高橋さん。何て呼んで良いのかな。愛ちゃんとは呼びたくないな・・。高橋で良いか。なんか、女友達
って感じでいいね。同級生みたいな感じで。つう訳で、愛た〜〜〜〜〜ん!!萌え!!
しかし、高橋ってほんとに親切そうな顔してますよね。
ケンタッキーでバイトしてた頃、ああいう子を何人か見たような気がする・・・。
夢の中の高橋はほんとに親切だった。いや・・これはよっすぃーにも加護ちゃんにも無いテイスト。
僕は新しい何かを見つけたような気がする。
僕と高橋の新しい朝に、ジャンピン・ジャックスの"Love Me Now"を捧げよう。